沈黙の傭兵


 2021.7.6      セガールの体からでる圧のすさまじさ【沈黙の傭兵】

                     
スティーブン・セガール 沈黙の傭兵 特別版
評価:3

■ヒトコト感想
スティーヴン・セガール主演の傭兵アクション。シーガーは困難なミッションをこなす傭兵だが、アフリカの小国でCIAに騙され仲間を失うことになる。シーガーを演じるのはセガールで、圧倒的な迫力がある。他の癖のある傭兵仲間たちを率いて新たなミッションにチャレンジする。それは難攻不落の刑務所に収監された武器商人の息子を救い出すことだった。

シーガーにとっては気の進まない任務だったが、大物からの依頼であることと、先の任務で死亡した仲間の家族が人質にとられていることから、しぶしぶ任務につく。シーガーは先の先まで読みつくしており、常に相手の一歩先をいく。ラストは鮮やかにすべての関係者たちに鉄槌を下している。

■ストーリー
独裁政権を倒す名目でアフリカの小国へと渡ったシーガー(スティーヴン・セガール)。しかし、これがCIAのドレシャム(ルーク・ゴス)が仕掛けた罠だと気づくと同時に、大切な戦友を失ってしまう。帰国後、友の復讐と遺された家族を守り抜くことを誓った彼に新たなミッションが。それはケープタウンの刑務所に収監された大物武器商人の息子を4日以内に刑務所から脱獄させるというものだった。

守るべき者を人質にとられ、さらにドレシャムをはじめ、あらゆる敵がつけ狙う絶体絶命の状況の中、シーガーは任務を成功させることができるのか。そして彼が画策した、真の“ミッション"とは一体何なのか!?

■感想
スティーヴン・セガールの圧倒的な迫力とセガールを目立たせるためだけの作品だ。序盤は傭兵として参加した戦いで、CIAにはめられ死の危険が迫る。ギリギリで逃げ切ったシーガーだが…。ここでCIAはひたすらシーガーを狙うために殺し屋を差し向け続ける。

戦いで死んだ親友の家族を見舞うためにシーガーがやってくると、そこでも殺し屋が待ち伏せしているが、それをあっさりと返討ちにしてしまう。シーガーの圧倒的な強者感がすさまじい。シーガーの周りの仲間たちも只者ではない感をだしている。

武器商人の息子を助けだすミッションでは、粗暴な傭兵たちが仲間となるのだが…。その傭兵たちと、依頼してきたボスに対して巧みな復讐をするシーガー。人質をとりシーガーに言うことを聞かせてきたボスは、シーガーのことを一番に恐れている。

武器商人の息子救出をあえて失敗し、ボスの顔をつぶす。そして、自分たちは銀行を強襲し、大金を手にするかと思いきや、ここでも大金をCIAに送り、銀行強盗をCIAの責任としている。すべてを手玉に取るシーガーの動きがすばらしい。

シーガーは常に落ち着いて行動する。周りが多少慌てているとしても、ひとりどっしりと構え、抵抗してくる敵をあっさりと殲滅している。ラストではボスが屋敷で大量の護衛に守られている中に、ひとりで入り込みすべての護衛を倒してしまう。

ラストは車に乗って逃げるボスを見送りながら、車が大爆発するのを眺めて小粋な一言をつぶやく。もはやスティーヴン・セガールだからこそ成立する物語なのだろう。周りのシーガーの仲間たちも良い味をだしている。

セガールの体からでている圧がすさまじい。



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