チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話


 2019.3.28      ラストのダンスはすばらしい【チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話】

                     
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評価:3

■ヒトコト感想
実際に全米チアダンス選手権で優勝した女子高生たちを描いた作品。日本代表となるだけでも、とんでもないことなのに、全米で優勝というのがすごい。一時話題になったのだが、それが映画化されたようだ。出演者たちの福井弁が耳に残る。落ちこぼれのバトン部が、熱血教師が赴任したことでチアダンスに燃えることになる。

この手のスポコンモノの定番の要素は抑えられている。熱血教師にしっかりしたリーダーの存在、そして、ムードメーカーや、家庭の事情で参加が難しい者まで。どこまでが実話に沿っているのか不明だが、主人公のひかりが紆余曲折ありながら、最後にはチアダンス部で全米を制覇する。出演した女優たちはかなりダンスを練習したのだろう。ラストの一糸乱れぬ演技はすばらしい。

■ストーリー
全米チアダンス選手権大会で優勝した女子高生たちの奇跡の実話を映画化。友永ひかりはサッカー部の孝介を応援したいがためにチアダンス部に入部する。しかし、彼女を待ち受けていたのは、顧問の鬼教師によるスパルタ指導だった。

■感想
落ちこぼれのチアダンス部に入部した友永ひかり。そこでは、想像を絶するスパルタが待っていた。熱血教師率いるチアダンス部の始まりは、先輩たちが全員辞めたことにより1年生だけしか存在しない。その状態で日本代表になることを目標とする。

リーダーが経験者ということもあり、とびぬけてダンスがうまい。そして、演じる俳優の圧倒的なスタイルの良さで、本来は問題ないはずの主演の広瀬すずが、変なずんぐりむっくりに見えてしまう。中条あゆみのスタイルがよすぎるのも問題だ。

この手の熱血スポコンモノの定番としては、チームに様々な障害がおとずれる。チーム内の不和。メンバーの中で貧困から練習に参加できない者、そして才能がないと諦める者。それらの者たちが、自分の問題をチームメンバーと協力して克服することで、チーム一丸となりレベルアップしていく。

強烈なのは、メンバー間のレベルの差だろう。スタイルの差はどうしようもないのだが、レベルの差をどのようにして埋めていくのか。下級生が入ったことでメンバーがそろうのだが、実力主義というのがそもそも根本にある。

ラストは全米でのチアダンス選手権だ。ここでの演技は圧巻だ。チームの中には、プロのダンサーもいるのだろう。それでも、何人かは女優として参加しているはずが、立派にチアダンスを踊り切っている。それも全米ダンス選手権に優勝するレベルの演技をしている。

ここまですばらしいダンスをするためには、相当練習したことだろう。踊り切った後に流す涙には、もしかしたら本気で泣いている人もいたのかもしれない。それだけすばらしい演技をしている。

連続ドラマ化されたということは、本作がヒットしたからにほかならない。



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