ザ・アウトロー


 2020.2.24      強盗犯と保安員、どちらもアウトローだ【ザ・アウトロー】

                     
ザ・アウトロー [ ジェラルド・バトラー ]
評価:3.5

■ヒトコト感想
LAで発生する銀行強盗とそれを取り締まる重犯罪班の物語。どちらもキャラ立ちしており、どちらもアウトローだ。強盗チームがアウトローなのは当然だが、保安局側の男たちも超アウトローだ。容疑者を拉致して脅すのは当然として、その脅し方がまるっきりギャングだ。保安員であるはずのニックの強面具合と仲間たちの悪さ加減がすばらしい。対する強盗チームはレイを中心として強面のやつらがそろってはいるが、どこか知的で緻密な計算の上で強盗を成功させようとしている。

どちらも強烈にアウトローだが、レイたちの方を応援したくなった。ニックは奥さんと子供が家を出ていき、FBIとも対立しながらレイを追いかけ続ける。レイよりもニックが悪者の方がしっくりくるかもしれない。

■ストーリー
48分に1回銀行強盗が発生するといわれるロサンゼルス。ロサンゼルス郡保安局の重犯罪班を率いるニック・オブライエン(ジェラルド・バトラー)は多発する銀行強盗に日々立ち向かっていた。そんなある時、伝説の強盗と呼ばれるレイ・メリーメン(パブロ・シュレイバー)の一味が3000万ドルの銀行強盗を企てているとの情報が舞い込む。氷のように冷たく、恐ろしいほど冷静なレイに率いられた集団は、平凡な強盗団ではない。軍人のように正確に動き、緻密な計画を立て、熟練した人材を雇い入れる。ニックたちは徐々に一味を追い詰めていき、両者が対決する日は刻一刻と近づいていたー

■感想
重犯罪班を取り仕切るニック。伝説の強盗レイ・メリーメン。どちらも魅力的なキャラクターであり、アウトロー感がすさまじい。特に保安員であるはずのニックたちのチームはひげ面、タトゥー、そして筋肉隆々。ニックたちが強盗団と言われても何ら不自然ではない。

対するレイたちのチームは知能犯というか、どこから手に入れたかわからない極秘情報を元に綿密な計画をたて銀行強盗を実行しようとする。ニックたちに運転手役のドライバーが捕らえられたことで、二つのチームの関係に変化がおとずれる。

レイのチームもニックたちと同じくいかつい奴らだ。ただ、紳士的で家族思いで知能犯的な雰囲気を醸し出している。ニックがレイたちの犯罪を予期しながら、逮捕するために泳がしている。レイたちもニックが狙っていると知りながら、そして、ドライバーがニックのスパイと気づきながらも決行日をドライバーに教えたりもする。

このひりつくやりとりは最高だ。銀行の廃棄する古いお札を狙おうとする知能と、それを実効にうつすだけの綿密な計画。強烈なインパクトがある。

ラストはレイたちとニックたちの激しい銃撃戦がある。ニックたちに車で追いかけられながら、渋滞にはまり絶体絶命のピンチとなるレイたち。そこでもあくまで冷静に防弾チョッキを着て巨大なマシンガンをもって車の外にでる。

この流れはすさまじい。激しい銃撃戦の末、生き残るのはどちらなのか。。ラストではこの強盗計画の黒幕の正体が明らかとなる。なぜレイは多くの秘密情報を手に入れることができたのか。そして、ドライバーを仲間に引き入れたのか。

ラストの流れはなんとも小憎らしい。



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