シャークネード4


 2021.7.28      小さな子供が小さなチェーンソーを持ち戦う【シャークネード4】

                     
シャークネード4 [ アイアン・ジーリング ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
シャークネードシリーズ第4弾。回を追うごとにぶっ飛び感がすさまじくなる本作。前回のラストではフィンの妻であるエイプリルが死亡したのだが、本作ではサイボーグとして蘇っている。シャークネードは炎バージョンやオイルバージョン、そして電磁波バージョンまで登場してくる。フィンたちは、その都度、特殊な状況に対応している。もはやフィンの家族はシャークネードと戦うために存在している。

娘や息子だけでなく、父親までも戦う。ラストでは家族が次々と鮫に飲み込まれていく。ついにはフィンまでも飲み込まれるのだが、まだ小さなフィンの5歳くらいの子供が小さなチェーンソーを手に持ち巨大なクジラの腹を裂き、そのクジラが飲み込んだ鮫の腹を切って家族が復活している。すさまじい物語だ。

■ストーリー
前作でシャトル墜落事故に巻き込まれて死んだと思われていたヒロインのひとりエイプリル(タラ・リード演)が何と、、生きていた?テンポよく進むストーリー、出し惜しみされないサメ、他のB級モンスター映画なら山場にあたるシーンが絶えず飽和状態のアクションシーン、サメ以上に意味不明な戦闘力を持つ人類などシリーズならではの見どころは相変わらずで、荒唐無稽なストーリーが好きなものなら今作も楽しめるはずだ。

■感想
なんでもありな物語はさらにエスカレートしていく。もはやシャークネードは当たり前の災害となりつつある。それを防ぐ手立てをしたとしても、シャークネードはさらに進化してくる。シャークネードと人間の戦いは鼬ごっこのような流れとなるのだが、そこで人間側として代表しているのはフィンの家族だ。

まずは死んだはずのエイプリルがサイボーグとして蘇る。手にチェーンソーがついているのは前からだったが、さらにパワーアップしライトセーバーまでもが左手に搭載されている。

有名作品のパロディが盛りだくさんだ。シャークネードとの対決では、車に乗ったまま竜巻に突っ込むのは当然として、次々と仲間が鮫に喰われていくのは定番だ。鮫に潰されるかチェーンソーで鮫を倒すかの二択しかないような作品だ。

フィンの家族が総出でシャークネードと戦う。フィンはとうとうパワードスーツのようなものを着て戦い始める。まるでマトリックスのような感じだ。左手にチェーンソーを付けたロボのようなスーツで竜巻の中に突っ込むのだが…。鮫に食べられてしまう。

ラストの流れは強烈だ。フィンの家族が次々と鮫に食べられていく。残ったのは小さなフィンの息子だけ。どうするのかと思いきや、小さな子供は小さなチェーンソーを持ち家族を救い出そうとする。チェーンソーで鮫の腹を引き裂くと、そこから食べられたはずの家族がでてくる。

鮫の内臓で真っ赤でドロドロとなった状態のフィンや家族は何度も見たような気がする。順番的に5,6,1,2,3,4の順で見たのだが、5,6のぶっ飛び具合はやはり最高潮だと理解できた。

カルト的な人気があるのもうなずけるぶっ飛んだ作品だ。



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