シャークネード3 エクストリーム・ミッション


 2021.7.24      ついに舞台は宇宙へ【シャークネード3 エクストリーム・ミッション】

                     
シャークネード エクストリーム・ミッション
評価:2.5

■ヒトコト感想
シャークネードシリーズ第3弾。今度は首都ワシントンにシャークネードがやってくる。過去の活躍で一躍ヒーローとなったフィンは、ついに大統領と共闘したりもする。シャークネードに向かって銃をぶっ放す大統領。もはや、いろいろな有名映画をパロディしているようにしか見えない。USJに鮫が降り注ぐ。逃げるフィンたちはUSJの地球の模型の中に入り逃げる。

舞台がUSJだとかレース場などに変わるだけでパターンは決まっている。ついには宇宙に向かうフィン。まるでアルマゲドンのように宇宙服を着たフィンが、勇ましく宇宙へと向かう。あまりに様々な要素を詰め込みすぎで、もはや後半はコメディにしか見えない。観衆もシャークネードの様式美として楽しんでいるのだろう。

■ストーリー
世界中を熱狂させたサメパニックシリーズ第3弾。未曽有の天変地異・シャークネードが、アメリカの首都・ワシントンに襲い掛かる。フィンたちが訪れていたユニバーサル・スタジオ・フロリダにも大量のサメが押し寄せ、園内は地獄絵図と化す。

■感想
シャークネードがワシントンにやってくる。となるとヒーローのフィンは大統領に呼ばれシャークネード対策に奔走する。ホワイトハウスに鮫が降り注ぐ。そして、大統領自身が銃をもち鮫を迎撃する。シャークネードはもはやアメリカの有名な場所へ降り注ぐだけの物体となっている。

そして、そこには必ずフィンがいる。フィンは黄金のチェーンソーをもって鮫と戦う。本作は今までになく面白要素が盛りだくさんだ。シリーズの特殊さは本作から始まったのかもしれない。シリアスな物語は捨てたのだろう。

ホワイトハウスの次はUSJに鮫が降りそそぐ。様々なアトラクションに鮫が降り、人をかみ殺す。笑えるのは、ジェットコースターのレーンを鮫が滑ってくる場面だ。一度だけでなく、助走をつけて何度もレーンを行ったり来たりする。

そして、勢いをつけた鮫が係員に襲いかかる。もはやギャグでしかない。象徴的な場所に鮫が降り注ぎ、慌てふためく人々を描く。レース場では、レーサーが鮫に押しつぶされる。ついには超巨大なシャークネードを破壊するために宇宙を目指す。

宇宙では自己犠牲精神からフィンの父親が人工衛星を動かすために単独でスペースシャトルを離れる。宇宙でも鮫はなぜか元気に襲ってくる。空気だとか温度を無視した流れだ。極めつけは、フィンとエイプリルはスペースシャトルに襲い掛かる鮫の体内に取り込まれてしまう。

そして、お決まりどおりフィンは内部からチェーンソーで鮫の腹を裂くのだが、鮫もろとも大気圏に突入してしまう。無茶苦茶だ。結局はちょっとした建物から落下するように地球へと落ちるフィンと焼けた鮫。鮫の中からエイプリルが生んだ子供と共に脱出するフィン。

今回が、なんでもありなシャークネードへと変貌するターニングポイントなのだろう。



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