2020.7.19 でかいからだの男の復讐劇【スティーヴ・オースティン 復讐者】
復讐者
評価:2.5
■ヒトコト感想
元警官で筋肉モリモリの男がギャンググループを崩壊させる物語だ。街を牛耳るギャングはサークルとよばれ、やりたい放題だ。暴力で支配し地元の保安官には、金と暴力で見て見ぬふりをさせる。そんな街へひとりやってきた男はサークルのメンバーだろうと容赦なく叩きのめす。基本はサークルのメンバーが次々と男にやられていく物語だ。
サークルのボスであるドレイクは、見た目年とったおじさんだが、圧倒的な強さと残虐性をもちあわせている。仲間が次々と男にやられ、ついには弟までやられると…。保安官の静止を無視して男と全面対決する。主役のスティーヴン・オースティンを目立たせるためだけの作品であることは間違いない。でかい体でギャングたちを圧倒するシーンは見ものだ。
■ストーリー
バンクーバーから東に位置する街、ホープ。一見、平和に見えるこの街は、ドレイク率いる“サークル”と呼ばれる集団が、銃や麻薬、暴力で支配していた。そんな中、ライアンと名乗る男が現れる。いとも簡単にドレイクの弟を捩じ伏せ、息の根を止めたライアンに対して、ドレイクは“サークル”に殺害命令を下すが…。
■感想
スティーヴン・オースティンという名前がタイトルについた作品はいくつかある。本作もタイトルどおりスティーヴン・オースティンが寡黙な復讐者となり、サークルのメンバーを皆殺しにする物語だ。お決まりどおり、序盤ではドレイクの強さとサークルの影響力の強さが描かれている。
ドレイクがよそ者の存在に気づいたとしても、大したことはないと気にしていない。それが、男の行動により仲間が次々とやられていくために、ついには男を盗伐するために動き出すのだが…。
街の人々はドレイクを恐れている。そして、男を泊めたというだけでモーテルの経営者の女は狙われることになる。近所の雑貨屋の男は、見せしめとしてむごい殺され方をする。ここまでやりたい放題のサークルだが、サークルにびびった保安官は何もできない。
逆にドレイクに脅されて、FBIが来ないように命令までされる。この保安官がだらしない状態であるが、副保安官はサークルに対抗しようと男と協力する。ある程度先は想定できるが、スティーヴン・オースティンの激しい肉弾戦を見る作品だ。
ストーリー的には男の家族がドレイクたちに殺されたからと、その復讐にやってきたことになっている。街にはサークルが男を始末しようと血眼になって男を探し出そうとする。そこについにFBIがやってくるのだが…。FBIですらドレイクを捕まえる証拠を得ることに苦労する。
ラストはドレイクと男の一騎打ちとなる。明らかに男の方が若く体もでかいのだが、それでもドレイクにはよくわからない迫力がある。元プロレスラーのスティーヴン・オースティンは明らかに体がでかい。作中でも「体のでかい男」と言われるくらい、インパクトはある。
スティーヴン・オースティンを見るための作品だ。
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