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　2021.1.11 　　 　　ドラえもんはCGに向いていない【STAND BY ME ドラえもん】

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STAND BY ME ドラえもん
評価：3

■ヒトコト感想
ドラえもんがCGとして描かれ動き回る。基本のストーリーはアニメと同じで、CGになっただけ。ドラえもんがのび太の元にやってきたエピソードと未来ののび太がしずかちゃんと結婚できるかが描かれる。そして、ドラえもんが未来に帰ってしまうエピソードが語られている。

アニメでこれらのエピソードは見たことがあるので特別な印象はない。ただやはりCGのドラえもんやのび太に関しては違和感しかない。なぜこれをCGでやろうとしたのか。そこにどのような意味があるのか。ドラえもんがCGで動くという目新しさはあるのだが、それだけかもしれない。ダメダメなのび太がドラえもんに頼り成長していく。ドラえもんがいなくても独り立ちできるんだ、という場面ではちょっとだけ涙がでそうになる。

■ストーリー
3DCGで初めて制作された国民的アニメ『ドラえもん』の劇場版。何をやらせても冴えない少年・のび太の前に、22世紀からやって来たのび太の孫の孫・セワシと、ドラえもんが現れ…。

■感想
ドラえもんが3DCGとなって帰ってきた。のび太の将来を悲観したセワシくんがドラえもんを連れてのび太の時代にやってきた。アニメのスタート時点を描いた作品ということで、新鮮な気持ちで見ることができた。のび太がこのまま成長するとジャイ子と結婚することになり、大変な苦労をする。

のび太を矯正するためにドラえもんがやってきたのだが…。タケコプターのCGやそのほか数々の秘密道具がCGで描かれるのは新鮮だ。ただ、CGがマッチしているかというとそうではないような気がした。

のび太が将来だれと結婚するのか。しずかちゃんと結婚するという未来にやってきたのび太とドラえもん。まぁ、ストーリーとしてはありきたりな流れなのかもしれないが、驚いたのはその未来の映像だ。恐らく連載がスタートした時点での未来というのはまさに今現在のことだが、空中を走るような車は存在していない。

未来の映像はよくある宇宙的な表現がされているのだが、想像と違って、現在はそこまでの進化はしていない。未来をCGで表現するのは親和性が高いのかもしれないが…。

ドラえもんはのび太を矯正することに成功したため、未来に戻ることになる。ドラえもんのエピソードの中では泣ける部類に入るエピソードだ。ドラえもんは帰りたくはないが、帰らなければならない。

のび太はドラえもんには帰ってほしくないのだが、帰らせてあげたい。そのためにのび太は自分で独り立ちできることを証明しなければならない。けなげなのび太。ジャイアンたちにドラえもんが帰ってきたと騙されるシーンなどは泣けてくる。ドラえもんとの出会いと別れがしっかりと描かれているのは良い。

ドラえもんをあまり知らない世代が見るのならよいのだろう。