2022.2.27 FFの世界が拡張現実になったような物語【ソードアート・オンライン オーディナル・スケール】
劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール
評価:2.5
■ヒトコト感想
ソードアートオンラインは聞いたことはあるが、読んだこともなく、見たこともない。ただ、いきなり本作を見ても違和感なく楽しめた。FFなどのオンラインゲームを想定しているのだろう。仮想世界での戦いが終ったあとに、仮想現実での戦いが待っている。未来のオンラインゲームなのだろう。主人公のキリトは、バーチャルではすばらしい剣士だったが、AR(拡張現実)では、体を使っての戦いとなるので身体能力が必要となる。
謎のプレイヤーレベルNo2のユーザが登場し、過去の記憶がなくなる現象が発生する。何かしら仕掛けがあるのはわかっていたのだが…。未来のゲームとしての面白さと、バーチャルでのすばらしい剣士がいつの間にか拡張現実でもすばらしい剣士となっている。
■ストーリー
2022年。天才プログラマー・茅場晶彦が開発した世界初のフルダイブ専用デバイス≪ナーヴギア≫――その革新的マシンはVR(仮想現実)世界に無限の可能性をもたらした。それから4年……。≪ナーヴギア≫の後継VRマシン≪アミュスフィア≫に対抗するように、一つの次世代ウェアラブル・マルチデバイスが発売された。≪オーグマー≫。フルダイブ機能を排除した代わりに、AR(拡張現実)機能を最大限に広げた最先端マシン。
≪オーグマー≫は覚醒状態で使用することが出来る安全性と利便性から瞬く間にユーザーへ広がっていった。その爆発的な広がりを牽引したのは、≪オーディナル・スケール(OS)≫と呼ばれる≪オーグマー≫専用ARMMO RPGだった。アスナたちもプレイするそのゲーム に、キリトも参戦しようとするが……。
■感想
バーチャルの世界でオンラインゲームを楽しむ。その結果、オンラインに捕らわれの身となったりもした。その過去を受け、新たに開発されたのが拡張現実のオンラインゲームだ。ポケモンウォークのように現実の場所に行くと、そこに敵が登場する。
実際に体を使って戦うことになる。ただゲームなので、ダメージを受けても死ぬことはない。ゲームとして体を使うのだが、身体能力がプレイヤーの強さに繋がるというのはかなり微妙な気がした…。
ユウナという開発者の娘を蘇らせるためのゲームだった。敵にやられた者は、過去のゲームに参加した記憶が抜け落ちていく。そして、その記憶の断片を集めることで、娘の記憶を再構築し蘇らせるという流れらしい。
オンラインゲーム内での記憶を集めて、AIで娘を蘇らせる。とてつもない技術だ。プレイヤーレベルの高い者は、身体能力も高く、現実で体にダメージを与えたりもする。ゲームがもはやゲームではなくなり、身体能力が高い者が有利となる。オタクがひっそりと家でできるゲームではない。
ラストではキリトがいつの間にかヴァーチャルと同様に、拡張現実でもすばらしい身体能力を示し敵を倒している。ラスボスを複数のプレイヤーで協力して倒す。まるでFFでレアなボスキャラが登場した際に、みなで必死に倒すような場面だ。
オンラインゲーム好きの人にはたまらないだろう。原作やアニメを見ていないとしても、すんなり物語には入り込める。ただ、拡張現実で身体能力が必要なゲームというのは、実際にはかなり微妙な気がした。
もし、実際にこんなゲームがあったとしたら、やってみたい気がした。
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