somewhere


 2018.10.14      有名俳優と娘の交流 【somewhere】

                     
SOMEWHERE [ スティーヴン・ドーフ ]
評価:3

■ヒトコト感想
超有名人の娘の実体験が映画化されたのだろう。監督はソフィア・コッポラ。映画スターのジョニーとその娘であるクレオの交流物語だ。ジョニーは妻と別れホテル暮らし。女をとっかえひっかえしつつ自堕落な生活を続けている。母親の不在でクレオと生活することになったジョニーが、クレオとの生活を通して娘との交流を深め、自分の自堕落さを悔いあらためる物語だ。

全編とおして会話がほとんどなく、ジョニーの日々の生活を見せられているといった感じだ。クレオが純粋でかわいらしく、父親が女を連れ込んでいると知りながら、そこに触れずに父親と共に生活する。クレオがけなげすぎる。それに比べるとジョニーは自堕落だが、なぜか憎めない部分がある。

■ストーリー
ハリウッドの映画スター、ジョニー・マルコ。彼はロサンゼルスのホテル“シャトー・マーモント"を仮住まいにし、高級車を乗り回してはパーティーで酒と女に明け暮れ、まさにセレブリティらしい華やかな生活を送っていた。しかし、それらはいずれも孤独な彼の空虚感を紛らわすだけのものに過ぎなかった。

そんな彼が大切にしているのは、前妻と同居する11歳の娘クレオとの親子の短いひとときだった。自堕落な日常を過ごす彼だったが、母親の突然の長期不在により、無期限でクレオの面倒を見ることになる。やがて、映画賞の授賞式出席のためクレオと一緒にイタリアへと向かうジョニーだったが…。

■感想
ロスの高級ホテルを住処として、酒と女におぼれる映画スターのジョニー。車はフェラーリで、驚きなのは荷物を入れるスペースが前にあるということだ。そんな典型的なセレブであるジョニーは妻と離婚し、女には不自由しない生活をしている。

自由気ままだが、どこか満たされない表情をしているジョニー。なんでもかんでも欲望が満たされると、日々の生活に張り合いがなくなり自堕落になるのだろう。マスコミに追われる生活や高飛車な女優との出演に嫌気がさしているようにも見えない。

ジョニーにはひとり娘のクレオがいる。別れた妻が長期外出するため、クレオと共に映画賞の授賞式に出席のためイタリアへ行く。娘とふたりの旅。当然ながら宿泊するホテルは、部屋の中にプールがあるような超豪華なホテルだ。

映画賞では華やかさに包まれ、娘の手作りの朝食を食べたりとまさに幸せ真っただ中という感じだが、ジョニー的にはそこまで楽しそうには見えない。クレオと一緒に生活することによってジョニーも少しづつだが変わってきているのだが…。

クレオがいなくなってから、ジョニーは自堕落な自分の生活に気づくことになる。どこの場面というのは明確にない。ただ、雰囲気としてクレオはジョニーにとってかけがえのない存在だったのだろうとわかる。会話がほとんどないので、物語的にも大きな山や谷があるわけではない。

ただ、平坦な日常を(といっても超セレブだが)描いているというだけだ。ソフィア・コッポラが実体験に基づいて撮影した作品なのだろう。セレブ世界に入り込んだ少女の心情については、そこまで細かく書かれているわけではない。

セレブの世界の強烈さも描かれている。



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