スノーホワイト 氷の王国


 2020.1.12      強烈な能力を示す魔女兄弟【スノーホワイト 氷の王国】

                     
スノーホワイト 氷の王国
評価:3

■ヒトコト感想
白雪姫の前日譚なのだろうか。邪悪な力をもつラヴェンナ女王とその妹であり氷の魔力をもつフレイヤが強烈だ。フレイヤは氷の王国の支配者として子供たちを攫い、戦士として育てる。その後、戦士たちを使って周辺の国を滅ぼそうとする。フレイヤの氷の魔力は、まるでアナ雪のエルサのように一瞬にしてあたりを氷まみれにしてしまう。

エリックは恋をしたために恋人と共に氷の王国を脱出しようとするのだが…。そこでフレイヤに邪魔をされ離れ離れになってしまう。フレイヤとラヴェンナとの対決も見ものではあるが、エリックたちの冒険はホビット族が登場したりと、どこか「ロードオブザリング」的な要素があるのは間違いないだろう。

■ストーリー
かつて、その美貌と邪悪な力で世界を闇に包んだラヴェンナ女王は、白雪姫<スノーホワイト>とハンターのエリックの手によって滅ぼされ、世界に平和が訪れたはずだった――。だが、人々は知らなかった。邪悪な女王には、さらに強力な魔力を持つ“氷の女王"という妹がいた事を。そして本当の戦いは、これから始まるのだった…。

■感想
ラヴェンナとフレイヤの姉妹。美しい姉妹には強烈な魔力があった。魔法の鏡をめぐる争い。フレイヤが氷の王国を作り上げ、そこにはフレイヤにより鍛え上げられた兵士たちがいる。氷の王国は他国を侵略しその勢力を広げていく。

そんな中で、エリックは恋人と氷の王国から脱出しようと考える。エリックは逃げ出す過程で恋人が死ぬのを目撃する。失意のエリックだがフレイヤに復讐を誓う。物語の雰囲気はフレイヤがホビット族を仲間に引き入れ旅にでるなど、どこかで見たことのある流れとなっている。

フレイヤは氷の魔法を使う。人を一瞬にして氷漬けにしてしまう。まるでアナ雪のエルサのようなキャラクターだ。氷の国の女王であり、どこか姉に対して負い目がある。強固な氷の国を作り上げ、周りから恐れられている。フレイヤに対して反発し続けるエリックたち。

そして、魔法の鏡を手に入れようとするのだが…。ここで諸悪の根源であるラヴェンナ女王が登場してくる。鏡の力を使い以前と変わらない美しい姿を保ち続けている。まさに白雪姫の展開だ。

魔法の鏡の力でフレイヤと共にエリックたちを駆逐しようとするラヴェンナ。ぱっと見の印象では、フレイヤの方が氷の魔力で強いように思えた。それがラヴェンナは鏡の魔力を使うことにより体から針のようなものを出して相手を刺し殺してしまう。

一瞬で相手を氷漬けにするフレイヤとラヴェンナの姉妹の戦いではラヴェンナが勝利してしまう。フレイヤはどこか憂いがあり、悲しみに満ちた表情をしているが、ラヴェンナは典型的な魔女だ。シャーリーズセロンはアンジェリーナジョリーに負けないほど魔女感が強い。

白雪姫の前日譚としては強烈だ。



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