スカイスクレイバー


 2021.2.6      ハイテク超高層ビルでの攻防【スカイスクレイバー】

                     
スカイスクレイパー
評価:3

■ヒトコト感想
超高層ビルでテロ組織によるビル破壊工作が始まる。240階の高層ビル。序盤ではその優れたセキュリティが語られている。たとえ90階で火災が発生したとしても、最上階までには火は到達しないと安心し続けるオーナー。そこにテロ組織が防災システムに細工をして火災は消化されることはない。警備を請け負ったウィルがひとり奮闘する。

高層ビルで生活する家族を助けるために、単身でビルに入り込むウィル。圧巻なのは、外からクレーンを使ってビルに入り込むシーンだ。高層ビルでひとり奮闘する、というとダイハードをイメージするのだが、その超進化版だ。元プロレスラーのドゥエインジョンソンが肉体を駆使してテロ組織と戦う。超構想ビルでの激しいアクション作品だ。

■ストーリー
香港に新しく建設された、高さ1キロメートル、240階建ての世界最大のビル「ザ・パール」。住居だけでなく、ホテル、公園、オフィス、ショッピングモール、コンサートホール、展望台など、あらゆる設備が揃い、ビル自体が一つの街になっていると言っても過言ではなかった。ウィル(ドウェイン・ジョンソン)は、FBI人質救出部隊のリーダーだったが、ある事件で義足になったのをきっかけに、家族とともにザ・パールに住みながら、ビルのセキュリティシステムを調査する仕事に就いていたが、突如ザ・パールで大規模な火災が発生。ウィルの家族がいる住居フロアにも炎が迫る中、なぜかウィルが警察から事件の容疑者として指名手配されてしまう。

■感想
超高層ビルのザ・パールでテロが発生する。序盤ではウィルは家族と共にビルの警備のために住み込むことになる。このビルが超ハイテクで内部には公園まである。当然ながらセキュリティも完備されているので、火災が起きたとしてもすぐに自動的に消化されてしまう。

そんなビルにテロ組織が入り込む。セキュリティシステムを停止させ、火事を起こす。ひとつのフロアに火が回ったとしても、最上階に住むオーナーはまったく心配をしていない。100階ちかく下で火災がおきても最上階にまでは火は到達しないとの安心感からだ。

セキュリティシステムが停止していることを知り、ヘリで脱出しようと考えるオーナーなのだが…。そこでテロ組織の暗躍に気づく。ウィルは外から家族を助けるために外部からビルに入り込もうとする場面は強烈だ。ビルの近くにある巨大なクレーンに外からよじ登り、クレーンを振り子のように使い、クレーンづたいでビルに入り込む。

超高層ビルなので、落ちたら当然即死だ。義足のウィルはビルにぶら下がりながら必死にビルによじ登ろうとする。かなり強烈なアクションシーンだ。

ラストではテロ組織に襲われた原因が判明し、テロ組織との最後の戦いがスタートする。近未来感あふれるシステムに囲まれた超高層ビル。モノリスのようなモノに囲まれたフロアでテロ組織との激しい銃撃戦が繰り広げられる。

モノリスに映り込むのが鏡のようで、間違ってモノリスを撃ったりもする。ラストではテロ組織のボスが銃撃戦を繰り広げるのだが、そこはモノリスで、真後ろにウィルがいた。ラストは予定調和的ではあるが最新テクノロジーに囲まれた超高層ビルでの激しいアクションは見ものだ。

緒高層ビルが火に包まれるのはすさまじい映像だ。



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