新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別編


 2021.9.8      戦隊モノ的に5体のガンダムが登場する【新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別編】

                     
新機動戦記ガンダムW/ENDLESS WALTZ 特別編
評価:3

■ヒトコト感想
ガンダムWは見たことがない。本作はTVシリーズの後日談ということらしいのだが…。ガンダムWのイメージは5人くらいのイケメン男子たちがそれぞれ個性的なガンダムに乗り戦う物語だ。ゴレンジャー的な戦隊モノのような雰囲気をイメージしていた。。TVシリーズでなんらかの戦いがあったのだろう。それが終了し平和な日常が戻るとガンダムは不要となるはずだったのだが…。

反乱がおこり地球に危機が訪れる…。ガンダムのパイロットたちが、自分のガンダムを取り戻すことから物語はスタートする。やはり、TVシリーズを見ていないと辛い。ただ、個性的なガンダムと、シャア的な立場の敵のキャラクターが登場したりと、ガンダム的な面白さはある。ただ、ファーストガンダムが好きな者としては、ちょっと違和感をもたざるお得ない。

■ストーリー
テレビシリーズ「新機動戦記ガンダムW」の後日談として発表されたOVAシリーズを元に、新作映像を加えて再構成した劇場版。従来の「機動戦士」シリーズとは異なる世界観を持ちながらも、ガンダムの名に恥じないハードなストーリー展開と、美少年キャラクターによって高い人気を博した作品でもある。アフターコロニー196年、戦争は終結し、地球圏統一国家が誕生した。が、マリーメイアを中心とする反乱軍の手により、再び平和は破られる。一度は手放したモビルスーツに乗り込み、ヒイロたちはまたしても戦地へと赴く。

■感想
従来の機動戦士シリーズとは異なった世界観をもつ本作。ガンダムという名がついてはいるが、アムロやシャアが登場してきた世界とはまったく異なるのだろう。ガンダムが唯一のものではなく、5人のパイロットがそれぞれ個性的なガンダムを操る。

ガンダムの個性としては鞭のようなものを使うだとか、悪魔がもつような鎌をもつガンダムも登場してくる。主人公のヒイロが操るのは羽の生えたガンダムだ。TVシリーズを見ていないのでなんとも言えないが、戦争モノというよりも戦隊モノの雰囲気を感じた。

恐らくはTVシリーズで戦いは終結したのだろう。平和となった世界ではガンダムは不要ということで、ガンダムを爆破するとまで言っている。そこから、ガンダムのパイロットたちも、それぞれの道を歩むかと思いきや…。

一部で反乱が発生し、そこからガンダムのないパイロットたちが四苦八苦するというのがある。平和な世界にはガンダムは不要ということで爆破しようとまでしていたのだが、結局はガンダムが必要となる。恐らくはTVシリーズでライバル的扱いであった悪のエースパイロットも反乱軍相手に戦ったりもする。ある意味、ファン向けにキャラが全員集合ということなのだろう。

ラストは反乱軍のボスの拠点に対してボロボロのガンダムがビームを撃ち込み続ける。地球を守るために、平和な世界を続けるために敵を倒そうとする。反乱軍内部でもイザコザがあり、結局は黒幕は殺されてしまう。ガンダムの要素としては、登場してくるモビルスーツがガンダムというだけで、まったくの別物のように思えた。

やはり、ガンダムシリーズとしては地球連邦軍とジオン共和国の戦いから続いていくシリーズが良い。イケメンキャラとバンダイの玩具化を狙いすぎた多数のガンダムというのはなじめなかった。

5体もガンダムが登場すると、価値が薄れるような気がした。



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