幸せの始まりは


 2018.8.26      アラサースポーツ女子の婚活 【幸せの始まりは】

                     
幸せの始まりは [ リース・ウィザースプーン ]
評価:3

■ヒトコト感想
アメリカの女子ソフトボール代表選手にも選ばれるほどの体育会系女子のリサは、アメリカ代表に落選したことをきっかけとして恋に走る。そこで恋人候補に上がるのが野球選手のマニーと会社を首になったビジネスマンのジョージだ。リサは最初はスター選手であるマニーに惹かれるが、そこでマニーの女癖の悪さに少し違和感を覚えてしまう。アラサー女子が男選びに悩む物語だ

どちらが良いというのは一概に言えないだろう。ただ、周りで幸せになっている人を見ると、おのずとリサの選択は決まってくるかと思われたのだが…。リサは勝気だ。アメリカ代表になるほどのスポーツウーマンなので、なんでも主導権を握ろうとしてしまう。ちょっと勝気すぎてつきあうのはしんどいかなぁ、なんてことを思ってしまった。

■ストーリー
何でも自分でこなしソフトボール一筋の体育会系女子リサ(リース・ウィザースプーン)の人生は、ナショナル・ソフトボールチームをクビになった事から歯車が狂い始めてしまう。目標を失い途方に暮れたリサは、気を紛らわせようと恋に走るのだが…。

ハンサムな野球選手のマニ―(オーウェン・ウィルソン)は「この人となら家庭を持ちたい」と人生で初めて思ってくれた。ジョージ(ポール・ラッド)は優しいが、会社を首になったばかりのちょっと変わったビジネスマン。二人ともリサに首ったけ。果たしてリサはどちらの男性を選ぶのか!?

■感想
ソフトボールに情熱を燃やしていたリサ。ある種の燃えつき症候群のようになったが、気を紛らわせようと恋に走る。リサが選んだのはハンサムなメジャーリーガーであるマニーだ。このマニーがスター選手なだけに女の扱いに慣れている。いや、慣れすぎていることがリサの心象を悪くする。

リサはマニーのことを好きなのだが、マニーのことで気になることがいくつかある。そんなモヤモヤしたものを抱えた状態で、リサは悩み続ける。モテ男と付き合うことの苦悩の一端がここに描かれている。

もうひとりリサと親密になるのは、会社を首になったばかりのビジネスマン・ジョージだ。ジョージは深刻な悩みを抱えており、会社の不正の責任として父親の身代わりになるべきか悩む。そして、リサと出会いリサに恋をするのだが、リサにはマニーという彼氏がいた。

ジョージはいつまでたってもリサのことが忘れられずにいる。対してマニーは自信満々でリサと付き合う。ある意味対照的なふたりだが、リサは最終的にどちらを選ぶかというのが物語のポイントなのだろう。

最終的にリサが選んだのは…。リサは選ぶ前に、周りで幸せな結婚をしているカップルを見る。相手の男が失業中でダメ人間だとしても、男の勇気あるプロポーズを目の当たりにすると、リサ自身の考え方にも変化がおとずれることになる。なんとなくだがオチは読めてしまう。

ただ、マニーもジョージも決定的な何かがあるわけではないので、最後の最後までリサがどちらを選ぶかはわからない。リサのタイプであれば、どちらを選ぶのか。人によって選ぶパターンが異なりそうだ。

リサの勝気具合というのは、簡単に付き合えるようなタイプではないと思えた。



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