2020.5.14 砂漠のド真ん中に人工の釣り場を作る【砂漠でサーモン・フィッシング】
砂漠でサーモン フィッシング
評価:3
■ヒトコト感想
中東の大富豪が思い付きで始めたことが、なぜか現実になる。水産学者のジョーンズは国の仕事に従事していたのだが、突如としてイエメンでサーモンフィッシングができる環境を作るプロジェクトを任されることになる。ありえないプロジェクトのため、ジョーンズはコンサルタントのハリエットに冗談交じりに実現方法をプレゼンするのだが…。
5000万ポンドもの予算がついてしまい、あと戻りできない状況となる。バカげた仕事だが大金を投入されたことで、様々な障害をのりこえ実現そうになる。ジョーンズは一緒に仕事をするハリエットに恋心を抱くのだが、ハリエットには戦地で行方不明となった恋人がいた。。ふたりの恋愛模様も面白要素のひとつとなっている。
■ストーリー
砂漠で鮭釣りがしたい―。イエメンの大富豪のありえない夢の実現を依頼された水産学者ジョーンズ博士。コンサルタントとして現れたのは、美人で頭の良いハリエット。バカげた仕事に、不可能!と一蹴したジョーンズ博士だったが、5000万ポンドの莫大な予算がつき英国首相まで関わり、後戻りできない国家プロジェクトに発展してしまう!果たして、マトモな大人ならとっくに諦めるムチャな夢物語の行方は?
■感想
中東の国イエメンでサーモンフィッシングがしたい。大富豪の気まぐれかと思いきや、本気の要望で英国首相までもが動き出す。首相の広報担当であるやり手女がすさまじい圧力をかけ、多方面に手をまわしてジョーンズ博士は嫌々プロジェクトに参加させられることになる。
ありえないことを実現しようとすると、専門家はその不可能具合がわかっているので早々に諦めようとする。そこにコンサルのハリエットが入り込み状顧客である富豪の依頼とあらば、素直な気持ちで実現しようとやっきになる。
最初は逃げる気満々だったジョーンズだが、適当に言った予算の5000万ポンドが承認されたため、後に引けなくなる。ハリエットもやる気をだしているのだが問題は山積みだ。そんな中でも首相の広報担当の女は強権を発動させあっという間に後戻りできない国家プロジェクトとしてしまう。
英国首相までもが釣り好きということにされるのだが…。ジョーンズがやる気をだすと、今度は英国からサーモンを奪われるからと反対意見が続出する。そして、イエメン内部でも反対派が存在し富豪を殺害しようとたくらんでいる。
プロジェクトとは別にジョーンズとハリエットとの恋愛要素がある。ハリエットは恋人が戦場で行方不明となり失意のどん底におちいるのだが…。ジョーンズとの仕事で元気を取り戻していく。様々な困難を乗り越えた先には、ジョーンズとハリエットの恋愛は成就するかと思いきや…。
ここで行方不明だったハリエットの恋人が登場してくる。プロジェクトもいったんはうまくいったかと思いきや、思わぬアクシデントが発生し…。ただ、最後にはすべてが前向きでうまくいくような流れとなっているのが良い。
砂漠のど真ん中でサーモンフィッシングをするという考え方がすごい。
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