ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト


 2020.2.5      五右衛門がいれば無敵だ【ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト】

                     
ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト
評価:2.5

■ヒトコト感想
ルパンの映画版。今回は次元の恩人である義賊フィネガンを救うためにドルエンテ王国へ侵入するルパン一味。ところが、あべこべにルパン一味は捕らえられてしまう。ドルエンテ王国は囚人たちを利用し、テロリストたちに武器を売りさばく商売をしていた。フィネガンはそれを仕切っており、ゆくゆくは王国を乗っ取ろうと考えていた。

序盤はルパン、次元、五右衛門が軽い仲間割れをし、そのままフィネガン絡みのゴタゴタへと続く。その後、王国の秘密が絡み五右衛門が大活躍する。いつものことだが、銃弾や巨大な石すらもスライスしてしまう五右衛門がいるだけでルパンたちの勝利は確定している。峰不二子が絡み、銭形警部も入り込み、いつものゴタゴタが続いていく。

■ストーリー
かつてルパンと双璧を成すと言われた“世界的義賊”―――フィネガン・コルベット。彼の死刑が執行されることを知ったルパン一味は、フィネガンを救出するため、刑が執行されるドルエンテ王国に潜入する。ルパンは、難攻不落の監獄“エルギュイユ”を攻略し、見事フィネガンを盗み出すことが出来るのか!?迷路のような監獄で複雑に絡み合う泥棒たちの思惑。そして、解き明かされるドルエンテ王国の意外な事実……。

■感想
フィネガンの死刑を阻止するためにドルエンテ王国へ侵入しようとするルパンたち。この段階で五右衛門は気がすすんでいない。案の定、3人の動きがちぐはぐとなり、フィネガンの裏切りもあり3人はバラバラになってしまう。次元は捕らえられ、ルパンと五右衛門は行方知れず。

銭形警部はルパンを逮捕するためにドルエンテ王国へやってくるのだが、ドルエンテ王国の不正に気付き、あべこべに逮捕されてしまう。そこからドルエンテ王国を支配しようとするフィネガンとルパン+銭形警部の対決が始まる。

ドルエンテ王国は複雑だ。裏ではテロリストたちに武器を売りつけ金を儲けている。国王は囚われの身となり、王子は行方不明である。早い段階で五右衛門と知り合いとなるドルエンテ王国の剣士が、実は王子だということはわかる。

そこから先はルパンたちとドルエンテ王国の対決となる。囚人たちの個性は豊かで、ドルエンテ王国に忍び込む泥棒たちも個性豊かだ。今風にロボットが多数登場してくる。まるでアイボのように犬型ロボットも登場したりもする。相変わらずルパンのよくわからない機器は大活躍する。

ラストは多数の武器を使う戦いとなる。が、それらすべてを五右衛門が凌駕している。ドルエンテ王国の監獄自体が動きだし崩壊する。巨大な石の塊があちこちから落ちてくるのだが、それらを五右衛門はあっさりと剣で切り裂いてしまう。

次元のミサイルで墜落したヘリがルパンたちに向かってくる。それを切り裂くのは当然五右衛門だ。ヘリの翼がまっすぐ向かってきて、すでにあきらめの境地であり次元と銭形警部の前にさっそうと立ちふさがる五右衛門。サラリとプロペラを切り裂いてしまう。

ルパンの定番の要素と新しい要素が加わった作品だ。



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