ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE


 2020.1.29      今のコナンファンはルパンを知っているのだろうか【ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE】

                     
ルパン三世 VS 名探偵コナン
評価:2.5

■ヒトコト感想
ルパン三世と名探偵コナンが合体した作品。ルパンは昔ながらのルパンであったが、自分としては声に違和感があった。ルパンの絵柄とコナンの絵柄が明らかに異なっており、別の絵柄のキャラクターが同じ画面上で会話をする。ルパンは泥棒でありコナンは探偵という対立する二人なのだが、お決まり通り協同している。

ルパンは先の先を見越して様々な策略を仕掛ける。コナンはそれを見破りながら仲間を助けルパンの陰謀を阻止しようとする。明確に対立しているわけではない。立場上の違いがあり対立しているのだが、お互いが認め合い、相手のことを尊重しているというのが良く伝わってくる。ルパンとコナンの対決というのは、それなりにインパクトがあるのは間違いない。

■ストーリー
ヴェスパニア王国に伝わる秘宝を盗むために現地に潜入したルパンと、偶然にもその王室にまつわる大事件に巻き込まれてしまった名探偵コナンの熾烈な戦いを描く。

■感想
冒頭は名探偵コナンの世界に銭形警部が入り込んだような形だ。ルパンがキッドに化けてお決まり通り盗みを働く。もはや様式美のように、決まりきったパターンだ。ルパンの変相と、それに騙される警察官たち。コナンだけがルパンの変相を見破りルパンを追い詰めようとする。

ルパンのキャラはよく知っている。次元とコナンがバーのカウンターに座って会話しているのが奇妙だ。ルパン一味はコナンが工藤新一だということを知った上での対応となっている。

ルパンすら脅迫するような人物が登場してくる。ルパンと峰不二子を騙して王国の秘宝を手に入れようとする。ルパン一味はそれなりに目的をもって行動している。ルパン一味、コナンの関係者、そして海外アーティストに謎の組織など、様々な人々が入り混じることにより複雑な状況になっている。

ルパンの真の目的を察知したコナンが先回りをする。昔のルパンと比べてもルパンの策略は複雑化している。一筋縄ではいかないトリックと、先を見越した計画となっている。

コナンとルパンの絵柄の違いは大きい。ルパンは昔ながらの独特な雰囲気で、特に次元なんかは足の細さに加えて強烈なインパクトがある。五右衛門も定番ではあるが独特な雰囲気が良い。そんな状態でのコナンとのコラボ。

ルパンと比べるとコナンのキャラクターは割とおとなし目だ。やはりインパクトがあるのはルパンだろう。そして、子供向けということもあり、ルパンとコナンや悪者たちが大暴れしたとしても、死者がでることはない。

今のコナンファンの子供たちが見たとして、ルパンのことを楽しめるのだろうか。。。



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