リプレイスメント・キラー


 2020.10.21      銃を横向きに持つ殺し屋【リプレイスメント・キラー】

                     
リプレイスメント・キラー
評価:2.5

■ヒトコト感想
殺し屋のジョンが組織の命令に背いて行動する。ジョンは組織に狙われ、逃亡の際に必要なパスポートを偽造する女をいつの間にか巻き込みながら組織と戦うことになる。刑事の幼い子供を殺害することを拒否したジョン。その後遺症で、刑事自身にも一瞬銃を向けることを戸惑ってしまう。本作はチョウユンファを見るための作品だろう。

めちゃくちゃかっこよく描かれている。ジョンの代わりにやってきた殺し屋に対しても、あっさりと返り討ちにしてしまう。女とジョンが組織に対して抵抗しつづける。結局、組織はジョンひとりを始末することができず、あべこべにやられてしまう。チョウユンファが銃を横向きに持つのが本作のメインなのだろう。

■ストーリー
チャイニーズ・マフィアのボス、ウェイの手に家族の運命を握られているジョンは、命じられるままに暗殺を繰り返していた。ある日、組織から幼い子どもの殺害を命じられたジョンは、余りにも非常な手口に怒りを覚え、組織との闘いを決意する・・・。

■感想
ウェイの命令でターゲットを始末するジョン。最後のターゲットである幼い子供を始末することはできなかった。刑事の息子をウェイの復讐のために殺せという命令をジョンは無視し、組織と敵対することになる。

ジョンを追いかける組織は、裏切り者を生かしてはおかない。そのためにジョンの代役の殺し屋を呼び寄せ、ジョンだけでなく刑事の息子をふたたびターゲットにする。このしつこいまでのウェイの執念はすさまじい。ジョンはそんな組織から逃げるために出国しようとする。

偽造パスポートを作る女のもとにやってきたジョン。そこで組織に狙われ、女も巻き込まれることに。女からするとよい迷惑ではあるが、いつの間にかジョンと行動を共にして、幼い子供を守るための行動をとったりもする。

この女もただものではない。ジョンと共にいつの間にか銃撃戦に参加し、組織の殺し屋と対等に戦っている。最後にはジョンは圧倒的な力で組織を壊滅しているのだが…。チョウユンファ演じるジョンはいちいち拳銃の打ち方がかっこよい。

チョウユンファのための物語だ。殺し屋ではあるが、幼い子供を守るという正義感がある。刑事に対しても幼い子供が悲しむ姿を見るのがつらいのか、銃を向けることに躊躇したりもする。組織がどれだけ必死にジョンを始末しようとしても、神出鬼没なジョンの前にあっさりとやられていく。

ジョンひとりにてこずり、最後には組織は壊滅されている。ある程度先は想定できるのだが、女と協力しながら二人とも無傷で生還しているのが本作のポイントなのだろう。

先が想定できる作品だ。



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