レプティリア


 2020.9.23      チープな青春ワニパニック【レプティリア】

                     

評価:2.5

■ヒトコト感想
序盤は長期休暇に浮かれて湖に向かう男女の若者が描かれている。明らかに、今後何か不幸が起こる雰囲気をプンプンただよわせている。男女間のちょっとした行き違いによるぎくしゃくした雰囲気もあり、何も関係なくただ休暇を楽しむため湖畔のペンションでバカ騒ぎしたい若者もいる。

中にはモテモテのイケメン男と、バカっぽいヤリマン女がいる。ちょっとした恋愛トラブルをよそに、巨大なワニが迫っている。ワニは無差別に攻撃するわけではない。ワニの卵を盗んだ者を激しく攻撃している。それに気づかない若者たちは右往左往するばかり。圧巻なのは、巨大なワニが湖からジャンプしてボートに乗る若者たちを飛び越えてしまうシーンだ。ここまでぶっ飛んだ内容だと、逆に圧倒されてしまう。

■ストーリー
湖での休暇中に、凶暴な巨大ワニに遭遇した若者たちが体験する恐怖を描く。

■感想
若者たちは長期休暇にはしゃいでいる。大量の酒を買い込んで巨大な船に乗り込む。いかにも金持ちのボンボンがいて、船を使って湖の別荘ではしゃぐ感じだ。男5人、女3人。中には恋人同士もいるのだが、分け隔てなく楽しもうという雰囲気がある。

ヤリマン女は彼女がいるイケメン男に目を付ける。周りもそれを知りながら楽しんでいる。薄暗い湖の近くのペンション。明らかに巨大なワニがこの後、襲いかかってくるという雰囲気が強い。束の間の狂乱という感じだ。

湖に入りながら酒を飲み日光浴をしたりもする。まさに絵にかいたようなバカンスだ。近くに巨大なワニがいることも知らず。若者たちとは別に、保安官は巨大なワニについて調査する。ワニを飼っている者がおり巨大ワニについて危機感を訴えるのだが…。

ここで、巨大なワニは無秩序に人を襲うことはないと言う。それが伏線となっており、その後、若者たちが襲われるのは、若者のひとりがいたずらでワニの卵をリュックに入れたことから、ワニに襲われることになる。ワニの圧倒的な恐怖感がすさまじい。

巨大なワニから逃げ惑う若者たち。次々と若者が犠牲になるのは定番だが、最後に3人の若者が残る。イケメン男とその彼女、そしてにぎやかしの男。一度ワニに足をかまれ負傷した状態の男は、体中に虫よけスプレーを常にかけている。なぜかこのシーンに違和感をおぼえた。

特に必要なシーンではないのだが、あえて強調していた。それが活きてくるのはラストだ。巨大なワニに丸呑みされた男は、死んだかと思われていたのだが…。虫よけスプレーにワニが拒否反応を示して男を吐き出してしまう。

巨大ワニの迫力はすさまじいが、それ以外は非常にチープな内容だ。



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