リメンバー・ミー


 2020.4.24      死者を忘れるべからず【リメンバー・ミー】

                     
リメンバメンバー・ミー[ アンソニー・ゴンザレス ]
評価:3

■ヒトコト感想
ギター少年のミゲルが死者の国に入り込む物語だ。音楽が好きだが、家族からは音楽の話を出すことすらタブーとされている。ひいおばあちゃんのひいおばあちゃんの夫が、音楽のために家族を捨てたことが影響しているらしい。ミゲルがひょんなことから死者の国に紛れ込み、自分の祖先を探しだし、家族の音楽への偏見をなくすために奮闘する。

死者の国では現世で写真が飾られていると、橋を渡り現世を覗くことができる。現世の人から忘れ去られると二度目の死が待っている。ミゲルの祖先だと思い込んでいた有名歌手が、実は悪人だった。ミゲルは本当の祖先を探しだし、音楽をやり続けることを誓う。リメンバーミーというタイトルは、死者の私を忘れないで、という気持ちが込められているのだろう。

■ストーリー
ミュージシャンを夢見るギターの天才少年ミゲル。だが、彼の一族は代々、音楽を禁じられていた。ある日、ミゲルは先祖たちが暮らす “死者の国"に迷い込んでしまった。日の出までに元の世界に戻らないと、ミゲルの体は消えてしまう! そんな彼に手を差し伸べたのは、陽気だけど孤独なガイコツ、ヘクター。やがて二人がたどり着く、ミゲルの一族の驚くべき“秘密"とは?すべての謎を解く鍵は、伝説の歌手が遺した名曲“リメンバメンバー・ミー"に隠されていた…。

■感想
ミゲルが死者の国に入り込む。そこは死者たちが暮らす世界。年に一度、現世で写真が飾られている死者だけは、現世を覗きにいくことができる。ただ、現世で忘れられた者は、死者の国からも消え去ってしまう。ミゲルは写真で見たことのある自分の祖先たちと再会する。

死者の世界に紛れ込んだミゲルを現世に戻そうとする家族たち。ただ、戻すには条件がいる。音楽をいっさいやらないこと。それを破ったミゲルは、またしても死者の世界に舞い戻ってしまう。音楽を忘れられないミゲルが死者の国を大冒険する。

ミゲルの家族は頑なに音楽を否定している。それは祖先であるひいひいひいおばあちゃんの夫が音楽に入れ込みすぎて家族を捨てたからだ。音楽の才能があるミゲルではあったが、家族の理解が得られないため、隠れてギターを弾いたりもする。ミゲルは現世に復活するために、音楽に理解のある祖先である有名歌手を探そうとするのだが…。

本作のポイントは孤独なガイコツ・ヘクターだ。ミゲルにまとわりつき、ミゲルが現世に戻ったあかつきには、自分の写真を祭壇に飾ってもらおうとする。

ミゲルとヘクターの死者の国の冒険は続いていく。ただ、ラスト間近になると新たな真実が判明する。ヘクターは実はミゲルと重要な絡みがあった。そこからは感動の連続だ。ミゲルはすべてを理解する。そして死者の国でのヘクターへの誤解を解く。

さらには、現世に戻ってからも、ミゲルはひいおばあちゃんにリメンバメンバーミーを聞かせる。ひいひいおじいちゃん(死者の国にいる)のことをひいおばあちゃんに思い出させようとする。曲の意味は、忘れたら消え去る死者の国のルールに密接に関連している。

メキシコを舞台にした独特なアニメだ。



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