レイクモンスター 超巨大UMA出現


 2019.2.27      ただのコモドオオトカゲだ 【レイクモンスター 超巨大UMA出現】

                     
レイク・モンスター 超巨大UMA出現! [ ドルフ・ラングレン ]
評価:2

■ヒトコト感想
タイトルにある超巨大UMAとなると、否が応でも映像的なインパクトを期待してしまう。それが登場してきたUMAは、それまでの期待をすべて打ち砕くような見た目だ。言うなればトカゲが大きくなった恐竜のできそこないのようなイメージだ。見ようによってはコモドオオトカゲに見えなくもない。UMAというからには特別な見た目を想定していただけに、このオチはあまりにがっかりする流れだ。

凄腕のハンターや探索チームが総動員され、どれだけすごいUMAが登場してくるのかと期待ばかりが大きくなった。冷酷非道なスナイパーはキャラ的に良い。仲間がUMAに殺されようともそれを笑って見ていられるキャラなのだろう。そのキャラが生かされtいないというのが残念だ。

■ストーリー
動物学者のトラヴィスの元に、大手建設企業からある調査依頼が舞い込んだ。湖近くの建設現場で、大きな生き物に食いちぎられたような遺体が発見され、次々と作業員が犠牲になっているというのだ。偶然撮影された映像には、全長6メートルを優に超える謎の未確認生物が映っていた。早速、現地へと向かったトラヴィスだったが、そこにはすでに敏腕ハンターのハーターが雇われていた。

かつてトラヴィスの探索チームにいたハーターは、私欲のためには人を殺すこともいとわない冷徹なスナイパーだった。やがて、未知の生物の棲家を突き止めたトラヴィスは、暗闇が続く洞窟へと足を踏み入れるが、その背後にはハーター、そして恐ろしい牙を持つ巨大な黒い影が迫っていた…

■感想
冒頭から巨大生物の影がちらつき、調査チームの人間が犠牲になったりもする。湖から突如として飛び出してくる巨大生物。ワニなのか何なのか。学者のトラヴィスがチームを率いて調査に入るのだが…。

そこでライバルチームとしてハンターたちが登場してくる。このハンターたちがよい。特にリーダーは冷徹なスナイパーで、目の前で仲間がUMAに食べられたとしても、それをチャンスとしてUMAを狙撃しようとする。ここまで割り切ったキャラがいるのはよい。かなり善悪がはっきりしている。

チームには現地人はいるとしても、中国系が多いのが気になった。ヒロイン役の女優も中華系だ。はじめはスナイパーチームに所属していたが、冷酷なスナイパーの考え方に嫌気がさしてトラヴィスのチームへ寝返ることになる。

資金的な違いなのか、スナイパーチームの方が設備がよい。そして、兵士たちも沢山いるのだが、明らかにUMAにやられるためだけに存在しているようにしか思えない。UMAの正体が判明してからも、洞窟の中にUMAを追いかけ、そこからは単純なUMAとの闘いになっている。

タイトルからすると、どれだけすごいUMAが登場してくるのかとワクワクしながら見ていたのだが…。出てきたのはトカゲが大きくなったような、まるで恐竜のできそこないのような生物だ。コモドオオトカゲと言われても、違和感がない感じかもしれない。

最後はトラヴィスたちや冷徹なスナイパーも入り交じりUMAと対決する。洞窟内部では次々と仲間がUMAの犠牲になっていく。まぁ、ある程度予定調和的に誰が生き残り、最後に誰が犠牲になるのかは容易に想像できるのだが…。

タイトルに騙された感がある。



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