レギオン


 2019.5.28      天使たちの対決に翻弄される人間たち【レギオン】

                     
レギオン コレクターズ・エディション [ ポール・ベタニー ]
評価:3

■ヒトコト感想
ゾンビ的な物語かと思いきや、神や天使が登場するなど、ちょっとファンタジーあふれる展開となっている。神に見捨てられた人類ということらしい。突如として砂漠のダイナーで襲い掛かってくる怪物。ぱっと見はゾンビのようだが、その正体はわからない。とりあえず銃を使うことで怪物を排除できるのだが…。

ゾンビのようにワラワラと怪物はわいてくる。そこに救世主のように完全武装した男ミカエルがやってくる。そして、謎の怪物たちと戦うためにダイナーに引きこもるのだが。正直何が何だかわからない。ダイナーに立てこもるメンバーのひとりの女は妊娠中であり、その子供に重大な何かがあるような流れがある。よくわからない展開だ。

■ストーリー
神に見捨てられた人類の終末。救えるのは、翼を自らもぎ取った一人の堕天使。スコット・スチュワート監督が贈るVFXバトル・アクション!モハベ砂漠に寂しく佇むダイナーに突然不気味な怪物に襲撃される。そこに、完全武装した男・ミカエルが現れる。彼は、神が人類を見限り、人間を皆殺しにすべく天使の軍団<レギオン>を連れてやってくると警告する…。

■感想
冒頭から何かしら怪しげな人物ふたりの対決が描かれている。何かにとりつかれたような男たち。そして場面は変わり、ダイナーに謎の老婆がやってきて、たちまち怪物へと変身し暴れまわる。ここまでの展開で、ゾンビ系の作品かと思った。

襲い掛かる怪物は間違いなくゾンビのような雰囲気だが、どうも親玉は違うらしいということがわかる。味方として登場するミカエルは、訳知り顔で様々なアドバイスをし、まもなく生まれそうな妊婦のおなかの子供をしきりに気にしたリもする。

中盤以降からは、ミカエルが指揮をとり怪物たちを排除しようとする。そこで突如として羽根の生えた人物が登場してくる。天使なのか悪魔なのか。ミカエルと戦う天使たち。人間はゾンビのような怪物に追われ、頼りのミカエルは不利な状況に追い込まれている。

神に見捨てられた者たちとの対決というのは、それなりにインパクトがあるのは間違いない。体に羽根の生えた天使たちの対決も映像的な面白さがあるのは間違いないだろう。

羽根が生えた天使とミカエルとの対決は、人間が間に割り込む予知はない。妊婦の子供も無事生まれるのだが、その子供にどのような意味があるのかは不明だ。強烈なインパクトはなく、いろいろな作品の良い部分だけを切り取ったような流れであることは間違いない。

それなりに映像的なインパクトはあるのだが、それ以外には特別な要素はない。神に見限られた人間たちが、どのようにして今後生きていくのか。新たに生まれた子供を救世主として前にすすんでいくのだろう。

どこかで見たことのあるようなストーリーだ。



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