ランペイジ 巨獣大乱闘


 2020.5.4      まるでキングコングだ【ランペイジ 巨獣大乱闘】

                     
ランペイジ 巨獣大乱闘 [ ドウェイン・ジョンソン ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
遺伝子実験の失敗で生み出された巨獣たちのすさまじさを見る作品だろう。白いゴリラ、オオカミ、ワニ。それぞれが巨大化し街を目指す。ゴリラの飼育担当教授は、ゴリラを手名付けようとするのだが…。細かなストーリーにあまり意味はない。実験で生み出された秘薬がゴリラとオオカミとワニに偶然与えられたため、巨大化してしまう。

普通サイズであっても狂暴な動物たちなので、巨大化したら手がつけられない。小さなビルほどの大きさにまでなるオオカミやワニ。軍隊の攻撃ヘリを手づかみして、あっさりと投げ飛ばしてしまう。もはやこのレベルになるとゴジラ並みの怪獣といってもよいだろう。この怪獣たちを止められるのは、同じ怪獣だけだ。

■ストーリー
ある遺伝子実験の失敗によって、ゴリラ、オオカミ、ワニなどの動物たちが巨大化、凶暴化してしまった。しかも動物たちの巨大化は止まらず、その姿はもはや怪獣と化してしまう。巨大化が止まらない怪獣たちは、ある場所を目指して、北米大陸を破壊しながら横断していく。やがて一か所に集結した怪獣たちは、街を舞台に大乱闘を始める。崩れ落ちる高層ビル群。逃げ惑う人々。軍隊も出動するが、破壊を止めない怪獣たちには銃もミサイルも効かない。怪獣たちの目的はいったいなんなのか?彼らはどこまでデカくなるのか?人間は地上最強の生物となってしまった怪獣たちの大乱闘を止めることができるのか?

■感想
実験により生み出された謎の薬物。生物を巨大化し狂暴化してしまう秘薬。ゴリラが巨大化するのだが、まずこのゴリラが特殊だ。全身が白い毛でおおわれており、教授と手話で会話までしてしまう。かなり知能が高く人間とコミュニケーションがとれるだけでなく、ユーモアあふれる行動をとったりもする。

教授をバカにする行動や、教授を笑わせようとしたり。かなり特殊なゴリラであることは間違いない。そんなゴリラが巨大化し教授のことを認識できずに暴れまわる。まんまキングコングのような風貌となっている。

巨大なオオカミとワニが街を目指す。大都市に突如として現れた巨大生物。もはや原型はなく巨大な怪獣といってもよいだろう。アメリカ軍が必死に撃退しようとするのだが、巨大生物たちにはミサイルや銃はほとんど効かない。

ヘリは狼の尻尾に弾き飛ばされてしまう。ビルをまるでちょっとしたステップのように飛び移りながらビル群を破壊していく巨大生物たち。ゴリラもそれら巨大生物と同じようにビルの上に登り始めるのだが…。まさにキングコングがNYで暴れまわる姿そのまんまだ。

軍でも歯が立たない巨大生物たちに対して、どのようにして対抗していくのか。教授が選んだ手段は…。ゴリラを仲間に引き入れること。ゴリラが正気に戻れば、ゴリラは教授のいうことを聞くはず。そこからゴリラが仲間となり、巨大生物同士の対決がまっている。

ゴリラは正義の味方でオオカミとワニと戦うことになる。明らかにゴリラの方が不利なのだが…。そこからゴリラの大逆転が始まり、自らを犠牲にしてでも人間たちを守ろうとするゴリラは最後にはついに息絶えて…とはならない。

巨大生物たちのリアルさには、すさまじいインパクトがある。



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