2018.10.4 巨大なダイヤをうばいとれ 【プラスティック】
評価:3
■ヒトコト感想
大学生の4人組が遊ぶ金を手に入れるため、様々な詐欺をはたらいて金儲けをする。運悪く、詐欺をはたらいた相手がギャングのマルセルの関係者であり、そこからマルセルに200万ポンドを用意することを命じられる。用意できなければ死の宣告をされた4人は、新たなカード詐欺を行うためマイアミに飛ぶのだが…。
本作が実話をベースとした作品ということに驚いた。ブルネイの王子のふりをして巨大なダイヤモンドを手に入れる。かなり突飛な作戦だが、これが現実にもうまくいったということが驚きだ。現実にもこの男たちが盗んだダイヤは見つかっていないらしい。どこかで、大学生のうちのひとりがダイヤを手に入れておいしい思いをしているのだろうか。
■ストーリー
サム(エド・スペリーアス)をリーダーとする大学生4人組は、遊ぶ金欲しさに、日々クレジットカード詐欺を行っていた。ある夜、メンバーのイェイツ(アルフィー・アレン)とラファ(セバスチャン・デ・スザ)が車からブリーフケースを強奪する。しかし、それはギャングのもので、中には門外不出の財務データが入っていた。
厄介なことに、盗んだケースにはスパイウェアが仕込まれており、イェイツとラファはギャングに居場所を突き止められてしまう。ギャングのマルセル(トーマス・クレッチマン)は、盗んだ代償として200万ポンドを彼らに要求する。カード詐欺での返済に限界を感じたサムたちは、ブルネイの王子殿下の婚約指輪ダイヤモンドを入手しようと一世一代の詐欺計画を実行すべくマイアミへと向かった―。
■感想
クレジットカード詐欺をはたらいていた大学生たちが、ひょんなことからギャングのマルセルに脅されることになる。マルセルから逃れるためには、大金をマルセルに払うしかない。その金を稼ぐために、マイアミの地で大金を手に入れようとする。
ポイントは4人組の中でも、小さな派閥があることだ。お互いが微妙に相手を信用していない。クレジットカード詐欺は危険がともなうのだが、うまく計画しながら、詐欺を実行している。順調にすすんでいるかに思えたのだが…。
クレジットカード詐欺に失敗したと気づいた4人は、ブルネイの王子を演じながら豪華なダイヤを盗む計画を立てる。これが無茶苦茶というか、王子のふりをしてダイヤを手に入れる計画らしい。相手の宝石商を信じ込ませることから始まり、自家用ジェットまでチャーターして王子だと思わせる。
そして、リムジンの中で王子がダイヤを見たいという話しにして、相手をまいてしまう。まさに、現実的にはありえない計画と思えたのだが、実際にこの計画が成功していたことには、驚かずにはいられない。
ラストでは、マルセルだけでなく、ダイヤを売り払おうとしたマイアミのギャングたちにも狙われることになる。そして、ギャング同士が鉢合わせをして、戦いが始まるのだが…。このあたり、映画では定番のパターンとなっている。
そして、激しいドタバタの中で、大学生の中には死者もでている。とんでもない出来事の実態としては、それなりにインパクトのあるオチだ。警察につかまった大学生も、表向きはダイヤがどこにいったのかはわからないのだろう。
本作が実話を元にしているということには、驚かずにはいられない。
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