2021.6.27 人間嫌いなボルケニオン【ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ】
ポケモン・ザ・ムービーXYZ ボルケニオンと機巧のマギアナ [ ポケットモンスター ]
評価:2.5
■ヒトコト感想
ポケモンの映画シリーズ。今回は人間嫌いのポケモンであるボルケニオンと、まるでロボのような不思議な雰囲気を醸し出すマギアナがメインの物語だ。冒頭でサトシはボルケニオンと出会い、磁石の足かせのようなものがボルケニオンとサトシについてしまい、お互いが磁力で引き合うようになる。アゾット王国はポケモンの力を利用して発展してきた王国だ。
人造ポケモンのマギアナが持つソウルハートを奪いたい勢力が登場し、サトシとボルケニオンたちに迫る。ボルケニオンが人間を信用していないため、ボルケニオンが作ったポケモンの楽園に人間が入ることを嫌う。マギアナとボルケニオンの関係。そして、アゾット王国の一部が狙うソウルハート。勧善懲悪ものとしての面白さがある。
■ストーリー
旅をするサトシたちの前に、空から突然幻のポケモン・ボルケニオンが降ってきた! 人里離れた「ネーベル高原」で、人間に傷つけたれたポケモンたちと共に暮らすボルケニオンは人間たちのことが大嫌い。急いで立ち去ろうとするのだが、なぜかサトシまで一緒に引っ張られてしまう。なんと二人は不思議な鎖でいつのまにか繋がってしまっていたのだ!
仕方なくボルケニオンはサトシを引きずりながら「アゾット王国」を目指して走り始めた。一方で、巨大な歯車がまわり続ける超カラクリ都市・アゾット王国。大臣のジャービスは長年探し求めていた究極の発明を手に入れていた。それは500年前に王国で生み出され行方不明となっていた人造ポケモン・マギアナと、そのマギアナに宿るといわれる「ソウルハート」という未知なる力。
ジャービスはその力を利用して王国を支配しようとたくらみ、ボルケニオンは、連れ去られたマギアナを取り戻そうとしていたのだ! 人間を信用できないボルケニオンだったが、鎖で繋がれたサトシと何度もぶつかりながら次第に強い信頼関係で結ばれていく。二人はマギアナを取り戻すことができるのか?ポケモン至上最高の感動がキミを待っている!
■感想
ボルケニオンは名前と見た目から火を使うポケモンかと思いきや…。真っ赤なボディに管のようなものを2本持ち、水を吸い取り水を使って攻撃する。ボルケニオンは圧倒的な強さを持ち合わせており、アゾット王国が送り込んだ進化したポケモンたちを相手にしても負けることはない。
サトシやピカチューはオマケでしかない。アゾット王国の目的がマギアナであるが、ボルケニオンはマギアナを守るために必死に戦い続ける。サトシとピカチューも同じくアゾット王国のポケモンたちと戦い続ける。
アゾット王国のポケモンは強制的に進化させられパワーアップしている。ピカチューやゲッコウガたちが戦ってもまったく歯が立たない。そんな強いポケモンたちに対してもボルケニオンはまったく引けをとらない。過去に人間に対して痛い目を見ているボルケニオンなだけに、距離を縮めようとするサトシたちを拒否してしまう。
人間だけでなく、人間と仲良くしているピカチューたちに対しても信用できないと言う。このボルケニオンの相手を信じない心は、のちにサトシたちの行動によって変わっていくことになる。
人造ポケモンのマギアナがいかにもな風貌だ。まるで古代のロボやハニワのような雰囲気がある。マギアナの内部にはソウルハートがあり、その力を使いアゾット王国を支配しようと考えるのはジャービスだ。ロケット団も、最初はジャービスの手伝いをしていたのだが、あまりに極悪非道なジャービスを見限ることになる。
ジャービスの強さは特殊に進化させたポケモンをもつからだ。それらに対してボルケニオンが勝つことができれば、あっさりと物語は終わってしまうのだろう。
ボルケニオンの心が変わっていくのがポイントだろう。
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