2020.9.5 実は地球を侵略にきた宇宙人?【パーティで女の子に話しかけるには】
パーティで女の子に話しかけるには[ エル・ファニング ]
評価:2.5
■ヒトコト感想
タイトルから内気な男が女の子と仲良くなるためのラブコメかと想定していたのだが…。中身はかなりエキセントリックな流れとなっている。パンクにあこがれる内気な少年エンは偶然もぐりこんだパーティで、とんでもない経験をする。少女ザンと出会い、ザンに恋をするのだが…。まずパーティの参加者がおかしなスーツを着込んでおり、ルールにガチガチに縛られた状態となっている。
エンの仲間たちは新興宗教のパーティだと恐れる。確かに変な集団に紛れ込んでしまったかと勘違いする雰囲気だ。エンとザンの交流が続いていくのだが…。実はザンたちは異星人で種族を存続させるために地球にやってきた、という流れになっている。まさかの展開であることは間違いない。
■ストーリー
パンクなのに内気な少年エンは、偶然もぐりこんだパーティで、反抗的な瞳が美しい少女ザンと出会う。大好きなセックス・ピストルズやパンクファッションの話に共感してくれるザンと、たちまち恋におちるエン。だが、ふたりに許された自由時間は48時間。彼女は遠い惑星へと帰らなければならないのだ。大人たちが決めたルールに反発したふたりは、危険で大胆な逃避行に出るのだが―
■感想
内気な少年がかわいい女の子と出会って恋をする。基本はこのパターンなのだが、相手の女の子がかなり特殊だ。エキセントリックなパーティで出会ったエンとザン。エンはザンにぞっこんなのだが、ザンは保護者の厳しいしきたりがあるため、エンと駆け落ちのように逃げ出してしまう。
ザンはかわいらしいのでエンが恋するのはわかる。エンの友達もパーティで最初ははしゃいでいたのだが、パーティ参加者の異様さを目にして、次第に変化していく。まるで新興宗教のような雰囲気はさすがに恐ろしくなる。
エンはザンと共にパンクバンドのライブに参加する。ザンを取り戻そうとする勢力もある。結局のところ、ザンたちは異星人だということだ。エンたちはザンがちょっと変わった家族と生活していると思い込んでいたのだが…。別の星から地球へやってきた者たちだった。
異星人たちは種族を繁栄させるために地球へやってきた。俗に言うエイリアン的な見た目ではない。ヘンテコで体にぴったりとフィットするスーツを着てはいるのだが、見た目は地球人と変わらない。だからこそ厄介なのだろう。
ラストでは、ザンたちは地球を離れることになる。種族を繁栄させるためには、他者を食べなければならない。なんだかめちゃくちゃな感じなのだが、体中をカラフルなスーツに身を包む者たち。色でそれぞれの種族がわかれているのだろう。ザンのかわいらしさも、実は異星人とわかると、ちょっと怪しく見えてくる。
エンが成長しザンのことを忘れかけた時、異星人たちはより地球人に近い雰囲気となりエンの前に現れる。国籍はまちまちだが、統一した色の服を着ていることが仲間の証明なのだろう。
強烈なインパクトがあるのは間違いないヘンテコな物語だ。
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