パンダフルライフ


 2018.9.7      子パンダの可愛さは最高 【パンダフルライフ】

                     
パンダフルライフ 【DVD】
評価:2.5

■ヒトコト感想
小さな子パンダはまさにぬいぐるみのようにフワフワしてかわいらしい。ジャイアントパンダの生態を中国と日本を舞台に描いたドキュメンタリーだ。パンダは絶滅危惧種として人間から大事に扱われている。繁殖は難しく子供を産んでも無事に育つかどうかはわからない。パンダを育てる困難さは伝わってくるが、何より子パンダの可愛さばかりが印象に残っている。

特に双子のパンダが生まれたときに、親パンダが子パンダにおっぱいをあげるシーンでは、まさに母親が子供を抱っこするような形でおっぱいをあげ、ずり落ちる子供を元に戻すしぐさをしたり、かわいすぎる。そのほかには、子パンダたちだけでアスレチックのようなもので遊ぶシーンも、パンダのかわいらしさがあふれている。

■ストーリー
ジャイアントパンダの愛らしい生態を捉えた、癒し系動物ドキュメンタリー。中国四川省と日本の和歌山県の飼育施設に密着し、パンダたちの成長の様子と彼らを愛情たっぷりに見守る飼育員たちの奮闘ぶりを綴る。

■感想
大人のパンダはかわいいはかわいいが、どこか猛獣じみた部分がある。白い色の部分も汚れで灰色がかっていたり…。それに比べて子パンダはすべてにおいて完璧だ。真っ白いフワフワの毛。短い足でちょこちょこと歩く。まさにぬいぐるみがそのまま動いているような感じだ。

子パンダが子供同士でじゃれる姿は最高で、お互いを甘噛みしながら喧嘩しているようにも見える。ちょっとしたアスレチックに登ったはいいが、足が短いのですんなりと降りることができない。ついには足を滑らせて落ちるのだが、ポヨンといった感じで落下しても平気で動き回る。

パンダの子育てシーンも強烈だ。母親パンダは双子が生まれた場合には、元気な方にだけおっぱいをあげるらしい。ちょっと弱った子パンダを無視する。そこは人間が飼育しているので、母親パンダの方につれていくことで、なんとか双子を育てさせることに成功する。

このあたりはまさに自然界で生き残れないものは、はなから育てようとはしない母親パンダの本能のようなものが働いたのだろう。黒い部分が薄い灰色となった子パンダは、必死に母親パンダからおっぱいをもらうことで、立派に育つことができた。

大人パンダはある意味熊のように狂暴なのだろう。子パンダについては、かわいらしいの一言しかない。思わず一家に一匹欲しくなるようなかわいらしさだ。無邪気に子供たちだけで遊ぶシーンは最高の可愛さで、飼育員たちのドライさもまた良い。

母親パンダとの最後の別れの場面では、子パンダが最後のおっぱいをもらったあと、飼育員から首根っこをつかまれ、檻の間から無理やり引き抜かれるのが強烈だ。この雑に扱う感じがよい。飼育員の日常の中には子パンダなど、ただの子パンダでしかない。特別ではないのだろう。

子パンダの可愛さがすべてだ。



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