王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン


 2020.10.22      CGでアクロバティックな魔術の戦いを描く【王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン】

                     
王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン[ マーク・チャオ ]
評価:3

■ヒトコト感想
判事ディーは中国版のシャーロックホームズのようだ。どうやらシリーズ化されているらしいが、初めて見た。闇の四天王と判事ディーが対決するのだが、ディーは神剣を持ち戦う。怪しげな魔術を使う敵キャラクターがおり、神剣を使い魔術をやぶったりもする。本作の売りはこの激しい戦いだろう。

アクロバティックな戦いは当然ながら、怪しげな魔術や超巨大な白いゴリラがでてきたりもする。古代中国の戦いらしく戦闘は三国志のような雰囲気となっている。ディーは神剣を使いながら、闇の者たちと戦い続ける。三蔵法師の弟子が登場し、闇の者たちを圧倒したりと、VFXがメインの戦闘シーンとなっている。シリーズを見ていなくても問題なく楽しめることは間違いない。

■ストーリー
国家の危機を救った判事ディーは、皇帝から神剣を授かった。皇后の則天武后は神剣を奪うため、司法長官ユーチに命じてディーを狙い打つ。そんななか不可解な事件が発生。解決策を知る三蔵法師の弟子ユエンツォー大師や医官シャトーとともに、命をかけた正義の戦いに挑む!!

■感想
古代中国の戦いの物語。中国版シャーロックホームズという触れ込みなのだが、ホームズ的な謎を解決するような物語ではない。シリーズとして続いているようなのだが、初めて本作を見たが、違和感なく楽しむことはできた。

闇の四天王はディーが手に入れた神剣を奪おうとする。対してディーは皇帝を守るために戦うための陣形をととのえる。序盤では闇の四天王の特殊な能力がメインとなっている。ブーメランのような刃物を投げつけて戦う男との対戦は、CGバリバリでアクロバティックな戦いが繰り広げられている。

闇の四天王の中ではしわくちゃの老婆もいる。怪しげな術を使い、体に炎をまとわせて突っ込んでくる。皇后に化けてディーがもつ神剣を奪い取ろうとするなど、ディーとの対決もある。老婆ではあるが、炎を体にまとわせると、周りの兵士たちは右往左往するしかない。

炎をまとった状態で突っ込んでくるので、建物があっという間に燃えてしまう。ディーにより倒すことに成功するのだが…。そこから闇の四天王のボスが登場してくる。魔術を使い、巨大な怪物を生み出してくる。兵士たちは混乱するばかりだ。

闇のボスは術がメインとなり、兵士たちを混乱させる。ディーの神剣で魔術を解くのだが、それでも次々と術をだしてくる。絶対絶命のピンチを助けるのは、三蔵法師の弟子である大師だ。この大師は圧倒的なすごみがある。白い巨大なゴリラを伴いやってきて、闇のボスの魔術を解いてしまう。

この白いゴリラの圧倒的な強さで、闇の軍団は消滅してしまう。そこから、闇のボスの捨て身の攻撃で大師を追いつめようとするのだが、アベコベに闇のボスは自分に全ての術が返ってくる。

大師の圧倒的な強さがすべてを凌駕している。



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