俺たちスーパーポリティシャン 目指せ下院議員!


 2019.2.4      アメリカの選挙の究極の形 【俺たちスーパーポリティシャン 目指せ下院議員!】
                     

評価:2.5

■ヒトコト感想
アメリカの選挙戦を揶揄した選挙コメディ。日本の選挙戦とは異なり、相手のことをこき下ろすネガティブキャンペーンが当たり前のアメリカで、それを極端にすると途端にコメディ映画として成立してしまう。現職の政治家が、再度立候補し当選確実と思われたとき、影の有力者に請われ、なんの政治経験もない男が立候補してきた。

お互いの悪い部分をひたすら責め合う醜い争いを繰り広げる。討論会で目を合わすと、相手を批判し続ける。そして、ネガティブキャンペーンの極めつけとしては、相手の奥さんとの不倫密会シーンをCMとして流したりもする。ここまですると、ネガティブキャンペーンをうった方にも悪い影響がでるのではないかと思えるのだが…。

■ストーリー
サウスカロライナ州の小さな選挙区を舞台にコメディ界のスーパースター、ウィル・フェレルとザック・ガリフィアナキスが南部のライバル政治家を演じ、醜い選挙戦を繰り広げる。”現代政治の道化芝居”を風刺しながら、2012年の大統領選挙にタイミングを合わせたこのポリティカルコメディが、地滑り的笑いの勝利を収めるのは間違いない。

■感想
アメリカの選挙戦の特殊さを描いた作品。必ず選挙参謀がおり、その参謀がどのような選挙戦をするかを指示する。現職の政治家は楽勝かと思っていたのだが…。相手の選挙参謀が汚い手でもなんでも使ってくる選挙のスペシャリストなため、次第に旗色が悪くなる。

現職のブレイディは、新人のハギンズをどうにしかして貶めようとする。ただ、エスカレートした行動が、赤ちゃんを偶然殴打したり、犬を殴ったりした映像がTVで放送されたりもする。お互い不祥事があるために、結局のところいったりきたりの支持率となっている。

ブレイディとハギンズはお互いライバル視している。ブレイディは現職なだけに政治家的なふるまいをするが、バカな行動が多い。ハギンズは有力者に祭り上げられた、冴えない小太りな男なだけに、政治家としての魅力はない。

ただ、それを逆手にとって素直な雰囲気を作り出して有権者にクリーンなイメージを植え付けている。方や不倫で大炎上したブレイディ。強烈なインパクトはないのだが、それぞれがそれぞれで問題がある状態で、この二人しか候補者がいないというのも有権者としては辛いところだ。

ラストはなんだかよくわからないうちに丸くおさまっている。ごたごたが続いた中で、結局はフレイディが勝利するのだが…。なぜかフレイディは権利をハギンズに譲ることになる。アメリカならではの選挙戦と、それを極端な形として描いた本作。

実際の選挙も、もしかしたら本作に近いような形になっているのかもしれない。この強烈なインパクトのある展開は、日本人としては信じられない状況といってもよいだろう。強烈なインパクトがあるのは間違いないし、絶対に日本ではできない選挙戦だ。

アメリカの選挙の究極の形がここにある?



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