俺たちダンクシューター


 2019.2.20      チームメンバーの個性がすさまじい 【俺たちダンクシューター】

                     
俺たちダンクシューター【Blu-ray】 [ ウィル・フェレル ]
評価:2

■ヒトコト感想
偶然に楽曲を大ヒットさせ莫大な金を手に入れたジャッキーはバスケチームを買収する。自らも選手として参加し監督兼オーナーとしてチームを勝利に導くのだが…。この手のコメディのお決まりどおり、チームは弱い。NBAへの移籍のチャンスがありながら、勝てない。個性的な選手たちとさらに個性的な監督兼選手のジャッキー。

ジャッキーのはちゃめちゃかげんが良い。単純にチームのことだけでなく、オーナーとしての考えも入る。チームの会場で長距離からのシュートが入れば1万ドルなんてイベントでは、入らないことを祈ったり、125点以上とった時に無料でふるまう食事を出したくないために、チームに得点の抑制を命じたり。このちぐはぐ感が良いのだろう。

■ストーリー
1発屋のミュージシャン・ジャッキーは、印税を元手にバスケチーム、フリント・トロピックスを買収する。しかし、そのチームはNBAとの合併で消滅の危機に瀕していた。

■感想
まずジャッキーの見た目がすごい。金髪アフロで体つきもスポーツ選手とはいえないほど、ちょっとぶよっている。そんなジャッキーに率いられるチームメンバーたちも個性派ぞろいだ。ひとりだけ抜きんでて実力のある黒人のブラックコーヒーや、超背が高いが、まったく英語が話せない男。

それら個性的なメンツに、過去にNBAで優勝した経験のあるベテランが加入し、チームの底上げを狙うのだが…。チームメンバーの個性と、その個性ゆえに発生するイザコザについて面白可笑しく描かれている。

勝ち進むことでNBAに参加できるはずが…。様々な理由により却下されてしまう。一気にモチベーションが下がる面々。そんな中でも、実力が抜きんでているブラックコーヒーだけはNBAに参加するチームに移籍することになる。

チームメンバー間の格差やゴタゴタはチーム内に不和をもたらす。シリアスな物語ではなく、基本はコメディなので、面白キャラたちがドタバタを繰り広げている。ジャッキーはチームの経営を考えながらも、選手たちのことを考えたりもする。見た目とは裏腹に、結構良い経営者だと思えてくる。

ラストはお決まりどおり、弱いチームが一丸となりベテラン選手に引っ張られ激しい練習を繰り返す。その結果、4位を死守するという微妙な目標を達成する。面白キャラたちがまじめにバスケをし、移籍したはずのブラックコーヒーも戻ってきて、そのままチームに参加してしまう。そして、アリウープをガンガン決めまくる。

時代設定がよくわからないが、審判はアリウープを見て、疑問を顔に浮かべている。解説者たちもチンプンカンプンな回答をしたり。結局アリウープという名がつき、ガンガンシュートを決めている。

基本はダメチームが生まれ変わる物語だが、キャラの個性がすさまじい。



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