ニック 狼の掟


 2018.10.7      型破りな相棒と共に 【ニック 狼の掟】

                     
ニック/NICK 狼の掟 [ ティル・シュヴァイガー ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
犯罪捜査官のニックが、ハンブルグで孤高の任務を遂行する。ニックが押し入った犯罪組織には人身売買のために集められた少女たちがいた。ニックのかつての相棒であったマックスが現場に現れ、ニックを混乱させることになる…。ニックは型破りの刑事で、犯罪者をあっさり殺してしまう。そのことで組織の上層部ににらまれたりもする。

人身売買されそうな少女をかくまうニック。ニックと少女と、ひそかに活動するマックス。ニックは仲間と共に、マックスを追いつめていくのだが…。ニックは危険をかえりみない。ニックの行動はそれなりに筋がとおっている。周りもニックをできるだけサポートしようとするのだが…。ニックの現相棒が少しお茶らけている感じもよい。

■ストーリー
ハンブルグの犯罪捜査局に流れてきた孤高の捜査官ニック、最初の任務は犯罪組織が潜伏しているとみられるアパートへの潜入捜査。ニックはそこで、多くの少女たちが人身売買の為に囚われていることを知る。しかし運悪く、犯罪組織のメンバーに見つかったニックは、銃撃戦に巻き込まれ、ニックは組織のメンバー3人を射殺することに。

更に、かつてニックの相棒だったマックスが現場に現れ、ニックは混乱の中、現場を立ち去る。警察に戻ったニックを待っていたのは、銃撃戦で3人を射殺したことへの批判と元相棒のマックスはすでに警察を辞めていたという情報だった・・・。

■感想
型破りな捜査官のニックが自分の信念を貫き通す。本作はよくある型破りな捜査官のパターンと言ってしまえばそれまでだ。特別な要素としては、元相棒が事件に絡んでいるという部分だ。元相棒の消息を探すのは、怪我をして入院中の現相棒だ。

この現相棒がかなり癖がある。IT機器を駆使しており、行き過ぎた行動もある。極めつけはニックがかくまった少女のために、ニックの家のすべての部屋に監視カメラを設置したりもする。ノートPCで監視しながら、少女の危機をニックに伝えたりもする。

ニックは、少女売春組織を壊滅させようと躍起になる。ただ、少女の方は若干非協力的だったりする。いかついオヤジがか弱い少女を匿う。それだけで淫靡な雰囲気はあるのだが、ニックにはまったくその気はない。ニックが気がかりなのは、元相棒の存在だ。

少女たちを解放することと、元相棒との闘い。元相棒のマックスからすると、ニックの存在は恐ろしい。いつニックがやってくるのかと、ビクビクしている描写もある。ニックが現相棒と協力して、マックスの興味があることからヒントを見つけ出し、アジトを探ったりもする。

ごく普通の警察アクションと言えなくもないだろう。現相棒がITに強いが若干むちゃくちゃな行動をとったりもする。最後の最後に敵のアジトにニックが乗り込むのだが、そこに足を怪我して車いすで移動する現相棒が助っ人にくるというのがぶっ飛んでいる。

足手まといでしかないようだが…。強烈なインパクトはないが、定番の流れはある。この手の警察アクションが好きな人にはたまらない流れかもしれないが、それ以外の人にとっては、微妙な内容かもしれない。

ニックに特別な個性がないので、ステレオタイプに感じるのかもしれない。



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