2022.2.8 宮崎駿ルパンはまるでラピュタだ【みんなが選んだルパン三世①】
ルパン三世 THE FIRST
評価:3
■ヒトコト感想
ルパンのTVシリーズの中で人気のある作品が集められた本作。PART1からPART5まで、さすがに50周年を迎えるだけあって、過去の作品と現在の作品の絵の違いはすさまじい。青ジャケットのルパン時代は、正直よくわからない。絵は古臭いのだが、その分、妙な趣がある。その他には、宮崎駿が監督した作品というのは、それだけでインパクトがある。
ラピュタ風なキャラクタが登場したりと、ルパンの中でも特別なインパクトがあるのは間違いない。自分の中では五右衛門がルパンの仲間になる前に対決する作品などが印象的ではあったのだが…。あとは、不二子が妙にエロく感じるのは昔のルパンシリーズにある部分だろう。子供ながらにドキドキしたのを覚えている。
■ストーリー
『ルパン三世』のアニメ化50周年特別企画として、TVシリーズ全276話のなかから視聴者投票上位4作が一挙放送。PART1・第1話“ルパンは燃えているか・・・・?”PART2・第145話“死の翼アルバトロス”PART2・第155話(最終回)“さらば愛しきルパンよ”PART5・第24話(最終回)“ルパン三世は永遠に”
■感想
人気上位作品を集めた本作。PART1の「ルパンは燃えているか」は、ルパンがレーサーとして相手の裏をかくという物語だ。なぜ本作が人気があるのかは不明だ。犯罪組織のスコーピオンから狙われたルパン。不二子が囚われの身となり、50億をかけてでもルパンを倒そうと執念を燃やすスコーピオン。
ルパンがレーサーの資格をもち、凄腕を披露する。ルパンがレースにでていると思わせておきながら、目の前にルパンが現れさっそうと不二子を救出していく。青ルパン独特の絵柄が印象的だ。
最も印象的なのは、「さらば愛しきルパンよ」だ。宮崎駿が監督をしたこともあり、まるでラピュタのようなロボが登場してくる。TVシリーズではあるが、まるで映画のように盛沢山な要素が詰まっている。
ロボが動いて宝石を盗み出したり、偽ルパン一味が登場したり。絵柄のすばらしさと特殊なキャラたちが動き回るのが特徴的だ。本作が人気ナンバー1なのは間違いなく納得できる。その他にも「死の翼アルバトロス」も宮崎駿作品ではあるが、どちらも強烈なインパクトがあり、絵柄がジブリ風なのは間違いない。
「ルパン三世は永遠に」は新しい作品らしく、絵柄が今風になっている。ただ、昔のルパンを知っている者からすると、ちょっと違和感を覚えてしまう。ルパンシリーズは監督によりわき役たちの見た目が大きく変わるのだが、新しい作品となり絵柄がキレイになるとちょっと違和感がある。
最先端のアプリによりルパンが追い詰められていく。ラストでは、ルパンの正体が明らかとなる。ルパンのあの顔は実は偽物で、本当の顔が別にあるというのが面白い。その発想はなかった。
ルパン好きならばすべて楽しめることだろう。
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