マチルダ


 2021.12.22      超能力を使う天才少女マチルダ【マチルダ】

                     
 Matilda
評価:3

■ヒトコト感想
少女マチルダが理不尽な大人たちに抵抗する。まずマチルダが可愛らしい。4歳で本を読むことに目覚めた天才。皮肉なことに両親と兄は典型的なDQN家族だ。本よりもテレビ。本を読みたいと父親に訴えたマチルダに対して、俺の子どもならテレビを見ろ、と言い切ってしまう。勉強するということがまったく頭の中にない両親。

兄はその両親の血を色濃く受けついでいるのか、両親が思う通りの行動をとる。小太りでポップコーンを片手にテレビを見るのが似合う子供だ。不幸な状況のマチルダだが図書館へ通い知識を深め、なぜか超能力まで使えてしまう。今なら間違いなく暴力教師の部類にはいるとんでもな校長との対決が本作のメインなのだろう。

■ストーリー
超能力を持つ少女マチルダが周りの大人たちの理不尽な仕打ちに立ち向かう。

■感想
少女マチルダは、4歳にしてひとりで図書館へ通い本をむさぼるように読み続ける。親に学校へ行きたいと訴えるのだが、両親は聞く耳をもたない。子供が本に興味をもち、学校へ行きたいと言うと、普通の親であれば喜ぶだろう。本作の両親は教育に対してはまったく理解がない。

違法な自動車販売を繰り返し、金とテレビを見ることが大好きな両親だ。小太りの兄は、親のクローン人間のように、わかりやすいバカ息子となっている。まず、この両親からマチルダが生まれたというのが信じられない。

頭のよいマチルダは学校に通うことになる。ここで教師はマチルダの才能に気づくことになる。教師にまでマチルダに飛び級させろと言われても、両親はびくともしない。教育を受けていない両親の元では、同じような子供ができあがる典型的な流れだ。

マチルダのようにずば抜けた才能と能力があれば、そこから脱出することができる。マチルダが超能力を使えるのが最高だ。暴力的な校長と対決する。まず、この校長が今の時代ではありえないプロレスラーのような校長だ。

生徒を捕まえて三つ編みの髪の毛を持ちぐるぐる回して投げてしまう。校長がやってきた瞬間に子供たちはピリっとする。マチルダは超能力を制御することができ、自由自在に校長にいたずらをする。小さなマチルダが巨大な校長をやりこめるのは最高だ。

校長だけでなく、理不尽でバカな両親に対しても強烈な攻撃を繰り返すマチルダ。もはや両親は、マチルダのことを子供とは思っていないのだろう。最終的には教師の養子となる。こんな結末があたりまえに存在するのは、アメリカならではだろう。

マチルダが可愛らしい。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp