マスク2


 2018.4.1      子供の自覚のない暴れっぷり 【マスク2】

                     
マスク 2 特別編/ジェイミー・ケネディ
評価:2.5

■ヒトコト感想
マスクは見たことはない。初代のマスクがかなり人気があったのか2が作られている。純粋に前作を見ていなくても楽しめる作りとなっている。うだつの上がらない漫画家のティムがマスクを被ったことで変身する。マスクを探し出そうとするのは神のロキ。ロキがマスクを探すために地球で様々な悪さをする。

ティムはマスクの存在をほとんど認識しておらず、マスクを被りマスク・ティムになり、子供を作ってしまう。その結果、マスクの能力をもつ子供が生まれる。ティムが子育てにてんてこ舞いとなるのが面白い。さらには愛犬オーティスがマスクを被り変身してしまう。マスクを被った時と、通常時の違いにより面白さが凝縮されている。

■ストーリー
うだつのあがらない漫画家のティムは、ある日会社の仮装パーティー用に愛犬オーティスが拾ってきたマスクをかぶった。すると、なんと緑の怪人マスク・ティムに大変身! ミラクルパワーでパーティーの主役になったティムは、意気揚々と帰宅し愛妻トーニャとベッドイン! その夜出来た赤ちゃんは、なんと生まれながらにしてミラクルパワーを持ったマスク・ベイビーだった! ベイビーの驚異のミラクルパワーに振り回されっぱなしのパパ・ティムは、育児ノイローゼ気味……。

おまけに愛犬オーティスまでがマスク犬に大変身し、ベイビーに対しイタズラ大作戦を決行! 家は見るも無残な状態に。そんな中、イタズラの神様ロキがマスクを奪い返そうとベイビーを誘拐! ダメパパ・ティムはベイビー救出のため、再びマスク・ティムに変身する!

■感想
マスクを被ると変身し、強烈なインパクトのある行動をとる。マスクを被って変身すると気持ちも大きくなり、何事にも前向きになれる。漫画家としてくすぶっていたティムが、マスクを被ってから大きく変わり、周りから評価される。

漫画家として芽が出だした時に、マスクの力がなくなると、途端にプレゼン力が弱くなり、またうだつの上がらないティムに戻る。マスクの力を認識していないティムは、四苦八苦しながら子育てをする。マスクの力を得た子供の恐ろしさは相当だ。

子どもは自覚なくいたずらを繰り返すものだ。そのため、ティムは子供の暴れっぷりに恐怖するようになる。コメディ全開だが、子供の自覚のない悪魔っぷりが恐ろしい。さらには、愛犬オーティスまでもマスクを被り変化する。マスクに翻弄される物語であることは間違いない。

そして神であるロキでさえも、父親に尻をたたかれながらマスクを探し出そうとする。マスクの力で生まれた子供を探し出そうと活動するロキは、ヘンテコな変装をして強引な手法で子供を探そうとしている。

ロキとマスク・ティムの対決は、まさに強烈だ。力と力のぶつかり合い。マスク・ティムは肌が緑で強烈なインパクトがある。このふたりを比べると、ロキの方がまともに見えるから不思議だ。マスク・ティムの笑い方は非常に気持ち悪い。

強烈なインパクトはないのだが、前作のマスクが好きな人には、本作は問題ないだろう。初めてマスクシリーズを見た場合は、なんだかおかしな映画だなぁ、という印象をもたずにはいられない。

マスクの力はすさまじい。



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