マンマ・ミーア!


 2018.8.4      ABBAの曲でノリノリ 【マンマ・ミーア!】

                     
マンマ・ミーア!
評価:3

■ヒトコト感想
ABBAのヒット曲をふんだんに使ったミュージカル。20歳のソフィが結婚式を迎える直前を描いた本作。ソフィは自分の父親がわからない。母親の日記をこっそり読んで、父親と思わしき人物たち3人に結婚式の招待状を出す。ミュージカル独特の変な明るさは健在だ。何かがあると突然歌いだす。ただ、その歌がABBAの有名な曲なので悪くない。

自分もよく知っている曲で、登場人物たちが踊りまくる。ストーリー自体には特別なインパクトはない。3人の男のうち誰がソフィの父親なのか。結婚式前夜のゴタゴタというのはありがちだ。ギリシャのリゾートホテルが舞台ということで、青い海と澄んだ空が印象的で、景色の美しさをバックに踊りまくる作品だ。

■ストーリー
ギリシャの小島でリゾートホテルを経営する母ドナと、20歳の娘ソフィの結婚式前夜から24時間を描いた物語。父親を知らずに育ったソフィの願いは結婚式で「パパとヴァージンロードを歩くこと」。結婚式を間近に控え、ソフィはドナの古い日記からドナの昔の恋人たちの存在を知る。

父親とヴァージンロードを歩く為、ソフィはドナに内緒で3人を結婚式に招待! そして、結婚式前夜、そろいも揃って3人が一緒に島にやってきた!

■感想
母親のドナと娘のソフィ。ソフィの結婚式を前にして忙しく動き回るドナ。そんなドナをしり目にこっそりと悪だくみするソフィ。母親の日記を盗み見て、自分の父親かもしれない男3人に結婚式の招待状を出すなんてのはさすがにやりすぎだ。

ドナと男たちがどんな別れ方をしたのかなんてことはお構いなし。そして、ドナの気持ちをまったく考えない悪行だ。過去に別れた恋人が勝手に娘の結婚式にやってくるなんてのは、母親からすると信じられない悪夢だろう。

全編、ABBAのヒット曲にのったミュージカルが繰り広げられている。激しくダンスするのだが、そこはABBAの曲なので、誰もがどこかで聞いたことのある曲ばかりだ。深刻な会話をしていたかと思うと、次の瞬間には嘆きの歌とダンスが始まる。

特にテンションの高い時の歌とダンスは強烈だ。ギリシャという土地柄もあるのだろう。リゾート地風味が全開で、浮かれ気分というのを作品通して感じてしまう。結婚式にやってきた父親候補たちも、リゾート気分が抜けきれない状態での来訪となっている。

ソフィアは父親とバージンロードを歩く夢を叶えることができるのか。もしくは花婿と険悪な雰囲気となり、さらには母親とも関係が悪化し、結婚式がおじゃんになるのか。まぁ、流れはある程度想像がつく。ソフィアとドナの母娘関係は強固だ。

古き良きリゾート地での古いホテル。そこでの結婚式というのは、それだけで特別感がある。結婚式へ招待された人々も、テンション高く突然踊りだしたりもする。強烈なインパクトはないのだが、ミュージカル好きな人にはおすすめかもしれない。

ABBAの曲なので、普通のミュージカルよりは入り込みやすいだろう。



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