マンハント


 2020.10.2      福山雅治のアクションは新鮮だ【マンハント】

                     
マンハント [ チャン・ハンユー[張涵予] ]
評価:3

■ヒトコト感想
日本と香港の合作なのだろう。福山雅治が型破りな刑事としてアクションを展開する。実直な弁護士が殺人事件の容疑者として追われることになる。福山雅治演じる矢村が弁護士を追いかけるのだが、その途中で裏に隠された秘密に気づき始める。日本の有名俳優が多数出演している。矢村の相棒も若い女優が演じている。序盤では謎の殺し屋や、カギを握る謎の美女の存在など、カギを握ると思われる者たちが多数登場してくる。

物語としては特別目新しいものではない。福山のアクションと、アジアの様々な国のスターたちが共演しているということで注目されているのだろう。謎の薬物を人へ投入することで、人は異常な暴力を引き起こすことになる。

■ストーリー
実直な国際弁護士ドゥ・チウ(チャン・ハンユー)が目を覚ますと、女の死体が横たわっていた。現場の状況証拠は彼が犯人だと示しており、突如として殺人事件に巻き込まれてしまう。何者かにハメられたことに気づき逃走するドゥ・チウ。孤高の敏腕刑事の矢村(福山雅治)は独自の捜査で彼を追っていく。鍵を握るのは謎の美女・真由美(チー・ウェイ)。ドゥ・チウに近づくほど、この事件に違和感を覚え次第に見解を変えていく矢村。

そしてついにドゥ・チウを捕えた矢村は警察への引き渡しをやめ、共に真実の追及を決意する。身分や国籍を超えた“強く熱い絆"が芽生えた2人の追われながらの真相究明。果たして事件の裏にはどんな陰謀が隠れているのか。

■感想
弁護士のドゥが目を覚ますと隣には女の死体があった。状況証拠から犯人と疑われ警察に追われることになる。弁護士ははめられたと悟ると、自分の無実を証明するために逃亡する。それを追いかけるのは矢村だ。

型破りな刑事の矢村は弁護士を追い詰めるのだが、そこで弁護士の言葉を聞き、現場を観察することで事件に不自然なことがあることに気づく。矢村はぶっきらぼうで、部下の女刑事に対してもあたりは厳しい。それでも能力があるのか、弁護士を追い詰めていく。

弁護士をはめた製薬会社の御曹司は、殺し屋を投入し弁護士を殺害しようとする。序盤ではこの殺し屋の能力の高さと、殺し屋としてのキャラ付けもされている。それ以外にも、製薬会社から追われる謎の美女の存在もあり、事態は混とんとしてくる。

製薬会社の御曹司は絵にかいたようなバカ息子だ。女の態度に怒り、その怒りを制御できずに殺してしまう。父親の権力を使い、事件をうやむやにしようとしたのだが…。製薬会社のボスは、とてつもなく黒幕感が強い。

ラストではすべての人物たちが殺し合いをする。殺し屋たちは、実は製薬会社の薬物により殺人マシーンに変えられていた。そして、製薬会社の御曹司はついには自分に薬物を投入して怪物に変貌し矢村や弁護士を殺そうとする。

御曹司の暴走はすさまじい。矢村と弁護士が共闘してなんとか抑えられる状況だ。ラストは殺し合いの連鎖が続き、矢村と弁護士は無事に生き残りハッピーエンドとなる。日本の俳優が多数出演しているので、日本をメインターゲットとしている作品なのだろう。

福山のアクションはあまりイメージがないだけに新鮮だ。



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