LOOP/ループ 時に囚われた男


 2018.10.16      同じ瞬間に現在過去未来がある 【LOOP/ループ 時に囚われた男】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
麻薬密売人であるアダムが、恋人のアンナの妊娠を知り困惑する。そして、ボスのデシューから襲われることになるのだが…。最初は意味がわからない。アンナやデシューが意味不明な言動をし、別のアダムが存在するような描写すらある。これが、アダムの部屋のビデオテープの映像を再生すると、そこにはアダムがデシューに撃たれる映像が撮影されていた。

同じ時間を繰り返すのではなく、ひとりのアダム視点で物語はすすんでいく。そのため、未来のアダムや過去のアダムがちょくちょく現在のアダムとすれ違ったりする。なんども同じシーンを繰り返すと、次第に現在のアダムは未来のアダムに近づいていく。このあたり、まさに意味不明だが、最後の最後には納得できてしまう強引さがある。

■ストーリー
麻薬密売で生計を立てる男・アダムは、仕事から足を洗うため、取引の大金を奪って恋人のアンナと共に、ボスのデシューの元から逃亡を図ろうとするのだが、突然姿を消した彼女を追って街に飛び出すと、そこには傷だらけのアンナがアダムを見つけ、「なぜ生きているの?さっき死んだはずなのに」とうろたえている。

その瞬間、暴走した車がアンナを跳ね飛ばし、彼女は命を落としてしまう。あっという間の出来事に理解ができないアダムは、その場を逃げ出し部屋に戻ると、自分がボスに射殺される現場を捉えた1本のビデオテープを発見する。

するとそこへ、アダムを殺すために、死んだはずのアンナを連れたボスが部屋に訪れてきて・・・同じ時間を繰り返すこのタイムループから、アダムはアンナと脱出することができるのか!?(

■感想
アダムはアンナとの生活を考え、麻薬密売から足を洗おうとする。しかし、デシューはそれを許さない。基本はこのアダム、アンナ、デシューの3人の物語だ。冒頭は繰り返す時間の中でのアンナやデシューの会話なので、現在のアダムは当然意味がわからない。

それが、一度自分の部屋から抜け出したアダムが、もう一度戻ってみるとまた同じシーンがあり、最初の自分がそこにはいる。まさに同じ瞬間に複数のアダムが存在することもありえるということだ。このあたりの仕組みにアダムが気づいた時、大きな変化がおとずれることになる。

目の前で未来のアダムが死ぬ。そして、死んだと思っていたアダムの死体が消えていたり。まさにわからないことだらけだが、それらの秘密はアダムが同じ時間を繰り返すことで、学習し対策すると答えが見えてくる。

アンナはデシューが乗るトラックにはねられてしまう。アダムは最初は何度もおとずれるその瞬間を避けるために、様々な工夫をするが、必ずアンナは死んでしまう。そして、ことの元凶であるデシューをどうにかしようと考え始めるのだが…。

いくら工夫しても変わらない未来といのは定番だ。ただ、本作はその時点で複数のアダムが存在するので、最終的にはアンナを死なせずに済む方法をアダムは考えついてしまう。なぜ時間を繰り返すのかや、どうやったら脱出できるのかは不明で、未来へとすすむアダムにとっては繰り返している認識はないのだろう。

もしかしたら、何度も間違えた選択を繰り返しコンティニューしているような気分かもしれない。繰り返す過程でアダムの気持ちに変化がおとずれ、その結果によってアダムとアンナの人生は変わっていく。

序盤ではなにがなんだかわからない状況になる。



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