2020.4.9 カウボーイとエイリアンの戦い【カウボーイ&エイリアン ロングバージョン】
カウボーイ&エイリアン
評価:3
■ヒトコト感想
カウボーイの時代に地球外からエイリアンがやってきたらどうなるのか?エイリアンの物語というと現代を舞台にした作品ばかりだが、本作は異色だ。記憶をなくしたカウボーイの左手には奇妙な機器がついていた。謎のエイリアンに次々と攫われる人間たち。さらわれた人々を助けようとカウボーイたちがエイリアンの宇宙船に向かうのだが…。
カウボーイたちの小さなイザコザも、より大きな敵に対しては一致団結するしかない。カウボーイだけでなくインディアンも合流し、銃と弓矢で最新機器を使うエイリアンたちと対決している。圧倒的にエリアンが有利なのだが、記憶をなくしたカウボーイの持つ地球外の武器のおかげでどうにか善戦している。最後には、他の星からきた者が地球人にとりつき、自らを犠牲にしてエイリアンをせん滅している。
■ストーリー
1873年、アリゾナ。荒野で目を覚ました一人の男は、なぜここにいるのか、自分が誰かさえもわからなかった。 そして腕には奇妙な腕輪をはめられていた。彼はダラーハイドという男に支配された西部の町へたどり着く。その夜、突如として未知の敵が襲来。次々と住人がさらわれる中、彼らが最後に頼ったのは記憶喪失のカウボーイだった。
いったいこの男は何者なのか。そして侵略者の目的とは? その時、男の手にはめられた謎めいた銀の腕輪が青い閃光を放ち始めた――。
■感想
カウボーイの時代にエイリアンがやってきたらどうなるのか。序盤ではエイリアンの存在はまったく感じない。記憶をなくした男が、町で権力者の息子を痛めつけたりするという流れだ。そこから権力者の横暴があり保安官や牧師がどうにかして事態を収めようとする。
記憶をなくした男はアウトローだ。相手が権力者の息子だろうと、気にくわなければぶちのめす。自分が逃げるためには相手の手を骨折させることすらいとわない。ただ、もともとそうなのか、それとも記憶喪失をきっかけとしてそうなったのかはわからない。
中盤から突如としてエイリアンが登場してくる。記憶をなくした男の左手についた機器の怪しさから何かあるとは想像していたのだが…。グロテスクなエイリアンが戦闘機に乗り人間たちを一本釣りしていく。
囚われた人間たちはエイリアンの宇宙船に連れていかれる。そこで記憶をなくした男は、左手の武器を使い戦闘機を打ち落としてしまう。そこから連れ去れた人々を救出に向かうため、権力者の軍団や記憶をなくした男、そしてインディアンまでもが協力して宇宙船に向かうことになる。
エイリアンはカウボーイたちが銃で撃ったところで死なない。固いうろこのようなものでおおわれている。ただそれでも木のやりで突き刺したり、ダイナマイトで吹き飛ばせは死ぬ。ショットガンを顔面に撃ち込むでもよい良い。
記憶をなくした男と、人間の中に入り込んだ異星人のふたりで宇宙船を破壊しようとする。エイリアンとカウボーイというミスマッチはラストの戦いでその違和感がより強くなる。馬に乗ったカウボーイがエイリアンに襲われていく。なんだか異様な状況だ。
カウボーイの時代にエイリアンがいるのは異様な光景だ。
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