ジュピター


 2019.9.25      ゲームの世界のような映像【ジュピター】

                     
ジュピター[ チャニング・テイタム ]
評価:3

■ヒトコト感想
2回目の鑑賞。前回は映画館の大画面で見たので映像の迫力が倍増した。今回はテレビでの視聴なので多少迫力は弱まるがファイナルファンタジーのようなゲーム的演出の数々は目を見張るものがある。地球が実は宇宙最大の王朝に支配されていた。地球人たちは王たちが生き永らえるための薬とされる。

地球ではひそかに王位を継承する資格のあるジュピターが生まれていた。ジュピターが貧乏な家庭に生まれ、トイレ掃除をしながら生活していることで王位継承者との対比が生まれている。ただの貧乏家庭の子どもと思っていたのが、実は宇宙を支配する王朝の王になる資格があるとわかる。3人の子どもたち(継承者)同士の王位を争う裏での戦いがひりつく緊迫感を生んでいる。

■ストーリー
地球は、宇宙最大の王朝に支配されていた! 人類絶滅の危機を救うのは、王位をつなぐ運命を担う女―偉業を成し遂げる宿命を持つ星座に生まれたジュピターだが、現実は毎日ひたすら働いていた。ある日何者かに襲われ、突然現れた強靭な戦士に助けられたジュピターは、自分が宇宙最大の王朝の王族だと知らされる。彼の名はケイン、遠い星の遺伝子操作によって生まれた、身分は最下級だが戦いに勝つためだけに作られた究極の戦士だ。

王朝では今、3人の継承者たちが支配権を争っていた。彼らは亡き母と同じ遺伝子配列を持つジュピターが、生まれ変わりとして引き継ぐ地球を狙っていた。10万年前から支配してきた全人類を、今まさに滅ぼそうとしているのだ。ジュピターとケイン、身分違いのため決して結ばれない運命の2人が今、人類の危機に立ち向かう──!

■感想
宇宙を支配する謎の王朝。地球も実はひそかに支配されていた。そんな状態で地球に王位継承の資格のある女の子が生まれる。名前はジュピター。本人が知らぬ間にジュピターは王位継承の資格をもつため、王朝で王位を狙う3人の子供たちに狙われることになる。

子供たちそれぞれが率いる国はすさまじい。スケールのでかさはスターウォーズを余裕で超えている。いくつもの惑星を支配下におく長男。次男と長女はジュピターを仲間に引き入れ長男に対抗しようとする。

ある意味、騒動に巻き込まれたかたちのジュピターだ。本人は王位継承など望んではいない。ジュピターがさらわれた先には長女がいた。1万歳以上のはずの長女が、不思議な薬を使用することでその若さを保ち続けている。

不思議な水は何でできているのか。ジュピターは次男にさらわれ、いつの間にか次男と結婚することになってしまう。この結婚式のシーンがすさまじい迫力だ。盛り上げるためのダミーの国民らしいのだが…。まさにこのあたりの映像はゲームの世界そのままだ。

壮大な兄弟げんかに母親の遺伝子を受け継いだジュピターが入り込む。結局のところ戦士であるケインがジュピターを救い出し、すべてを終わらせている。宇宙の支配者となってしまったジュピターが、この先どのような生活を送るのか。

ラストの展開からすると、ジュピターはすべてを理解してもなお、今までとおり貧乏な家庭で家族と一緒に生活するということを選んだのだろう。初回に見たときよりも印象は弱いのだが、ゲーム的な映像はかなりのインパクトがあるのは間違いない。

ゲームの世界そのままだ。



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