ジョン・レノン ニューヨーク


 2022.1.25      ジョン・レノンの真実がここにある【ジョン・レノン ニューヨーク】

                     
ジョン・レノン,ニューヨーク [ ジョン・レノン ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
ジョン・レノンがニューヨークで過ごした時代を描いている。ジョンレノンを良く知る者たちのインタビューで構成された本作。オノヨーコやエルトンジョンなど、ジョンレノンの仲間たちからの証言によりジョンレノンの真実の姿が明らかになる。一番驚いたのはオノヨーコとの付き合いについて、世間からかなりバッシングを受けたという部分だ。

それ以外にも反体制側だとして政府から目を付けられたりもする。ジョンレノンが政府に反抗するような曲を作り続けたことにより、マークされているのだろう。ヨーコとの別れや寄りを戻したり、子供との関係まで。知られざるジョンレノンの真実が本作により明らかとなる。強烈なインパクトはないのだが、ファンには欠かせない作品だろう。

■ストーリー
“ビートルズのジョン”が“ジョン・レノン”を取り戻した街、彼が生涯もっとも愛した街、そして彼の命を奪う舞台となった街、ニューヨークをキーワードにジョンの後半生を追ったドキュメンタリー。約9年間過ごしたニューヨークの時代を本人のインタビュー発言、ヨーコやエルトン・ジョンらのインタビュー、ジョンの身近にいた人たちの証言によって鮮やかに彼の生活に迫る!

■感想
ビートルズのジョンレノンが、ジョンレノン単体として表に出だしてからの物語だ。熱狂的なファンに支えられ、世間から常に注目される存在であるジョン。オノヨーコという東洋人と付き合うことは世間からすると衝撃的なのだろう。

今で言うところの、ジョンレノンが騙されているのではないか?と世間が考えるのも仕方がない。ヨーコの影響を受けて、思想色の強い作品を発表したり、それまでのビートルズのジョンから明らかに様変わりしたことで、世間からバッシングを受けたりもする。

その時、ジョンレノンはどのような心境にいたのか。身近にいた者たちがインタビュー形式で答える。特にオノヨーコはしっかりとその当時の思いを答えている。自分がジョンレノンの隣にいるのにふさわしくないと言われたり、醜いと言われたり。

普通の感覚では、大スタートと付き合う際の宿命ではあるが、できれば避けたいことだろう。エルトンジョンと共同で曲を作ったり。政治色の強い曲を作ったり。ジョンレノンが若者に呼びかければ、それだけで世間の政府に対する反応は大きく変わっていくのかもしれない。

オノヨーコと一時的に別れては、また元さやに戻ったり。ジョンレノンが落ち着いた時期としては、子供と一緒に過ごした時期なのだろう。ジョンレノンの人生で言うと、それまでの怒涛の人生から一瞬の安定なのかもしれない。ただ、その時期はあまりにも短く、悲しい出来事が待っている。

自分の中ではジョンレノンについてはほとんど印象にない。今でもジョンレノンの曲を耳にすることはあるのだが、その程度の印象しかない。ただ、本作を見ることで、どのような人物であったのかが分かった気がした。

オノヨーコの存在が大きいのだろう。



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