ジャングル・ブック


 2020.8.6      ジャングルで一番強いのはトラ?【ジャングル・ブック】

                     
ジャングル・ブック
評価:3

■ヒトコト感想
主人公の少年モーグリ以外の動物たちは、すべてCGで描かれている。オオカミに育てられた少年モーグリ。成長したモーグリはオオカミたちと平和に生活していたが、そこにトラのシア・カーンがやってくる。人間に対して極度に怒りを示すシアカーン。モーグリはクロヒョウに連れられてジャングルを脱出して人間の村へと戻ろうとするのだが…。

クマや巨大な類人猿などが登場する。ジャングルの中での動物たちの力関係でいうと、シアカーンが圧倒的に強いようだ。オオカミたちが束になってかかろうともびくともせず、逆にオオカミを殺してしまう。争いに興味のないゾウなど、動物たちの関係性が本作の面白さのポイントかもしれない。動物たちは火のことを赤い花と言って恐れるのが印象的だ。

■ストーリー
幼い頃に親とはぐれジャングルでオオカミに育てられた少年モーグリ。ある日、人間への復讐心を持つトラのシア・カーンが現れたため、黒ヒョウのバギーラはモーグリを人間の世界へ帰す決心をする。奥深いジャングルを旅する中、モーグリは大きなヘビのカーや人間になることを夢見る巨大類人猿のキング・ルーイ、そして陽気なクマのバルーらと出会う。

様々な動物たちと出会い自身の生き方を模索し始めていくモーグリ。人間はジャングルの希望なのか、それとも脅威なのか?しかし、シア・カーンの魔の手は愛すべきジャングルの仲間たちへと迫っていた…。

■感想
幼いころからオオカミに育てられたモーグリ。俗に言うオオカミ少年というやつで、現実にもオオカミに育てられた子供がいたようだ。モーグリが成長すると、周りの動物の一部は違和感をおぼえはじめる。確かに動物の中に人間がいるというのは、動物たちからしたら恐ろしいだろう。

シアカーンはモーグリを必要以上に敵視する。モーグリを始末するようオオカミたちに命令するのだが…。モーグリはクロヒョウに連れられ、ジャングルを抜け出そうとする。動物の言葉が理解できるモーグリだ。

モーグリは人間の特徴である道具を使うということを避けている。動物になりきるために、道具は使わないようにしている。それでも、巨大類人猿のキングルーイは、モーグリが道具を使えることと、火を使えることで仲間にしようとする。

火を赤い花として恐れる動物たち。キングルーイはそんな火を制御できるようになり、ジャングルを支配しようとする。キングルーイであれば猿の軍団があり、ルーイ自身も巨大なためシアカーンにも勝てるのだろう。それぞれの思惑がありモーグリを手に入れようとする。

モーグリは人間ならでわの能力を発揮し、穴にはまり込んだ子象を助けたり、火を使ってシアカーンに対抗しようとする。巨大なトラと人間の子供の対決。モーグリは木から木へと飛びうつりながら、シアカーンから逃げ続ける。

モーグリ側にはクロヒョウや巨大なクマなどがいるのだが、トラにはかなわない。トラってそんなに絶対的に強かったっけ?と思わずにはいられない。そんな強烈な強さを示すシアカーンに対してモーグリは火と道具を使って勝利することになる。

CGのクオリティがすさまじい。



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