ジオストーム


 2021.8.12      異常気象で砂漠のド真ん中が氷漬けとなる【ジオストーム】

                     
ジオストーム[ ジェラルド・バトラー ]
評価:3

■ヒトコト感想
全世界の天候をコントロールするために開発された衛星。この衛星があることで災害が激変した。未来の世界では、天候すらも宇宙から制御してしまう。宇宙ステーションから衛星を飛ばして地球の天候をコントロールする。竜巻や異常気象がなくなった平和な世界となったかと思いきや…。突如として異常気象が発生する。

まずこの異常気象の描写がすさまじい。砂漠のど真ん中でアフガニスタンの村だけが氷漬けになる。ブラジルの真夏のビーチでは海から冷気が迫り、人々を凍らせてしまう。香港では地割れが起こる。圧倒的な映像の数々に目が釘付けとなることは間違いないだろう。衛星の不具合を考え宇宙ステーションへ乗り込む技術者のジェイクは、不具合の真相に気づく。

■ストーリー
世界中が度重なる自然災害に悩まされている中、全世界の天候を制御する気象コントロール衛星が開発され、世界の天候は完璧に管理されていた。ところが、ある日、衛星が暴走を始めた!リオ・デジャネイロが寒波に、香港が地割れに、ドバイが洪水に…。想像を絶する空前絶後の災害が勃発!その時、科学技術者ジェイクは仲間と共に地球の危機に立ち向かった…。

■感想
まず映像のインパクトがすさまじい。香港の人々が普通に生活する街中で、地面に落ちた卵があっという間に目玉焼きとなる。異変に気付いた男がすぐに車に乗って移動するのだが、車の後ろから地面が割れ、マグマのようなものが噴出している。次々と倒壊していく高層ビル。

何か異変が起きているのは間違いないのだが、何が起きているのかわからない。真夏の海にも関わらず海から冷気が迫り、その冷気を浴びた人間は瞬く間に凍ってしまう。映像的な衝撃がすさまじい。こられが衛星の影響というのは当初は気づくことができなかった。

本来なら全世界の人々を救うはずの衛星が、人々に対して異常気象を与えている。そのことに気づいたアメリカ政府は技術者であるジェイクを宇宙ステーションに送り込み調査を行う。宇宙ステーションでは一部の衛星の操作が不能になったり、突然機器が暴走してジェイクが潰されそうになる。

システムのアクセスログも消去されており、何者かの仕業というのはわかっているのだが、誰が何のためにというのがわからない状態で、衛星により地球が様々な異常気象に悩まされることになる。

衛星の操作が不能になった原因としては、システムにウィルスが入り込んでいたからだった。その原因が判明したのだが、ウィルスを取り除くためにはシステムの再起動が必要となる。再起動をするためには大統領の生態認証が必要となる。これらをクリアするために、地球にいるジェイクの弟が奮闘する。

誰が裏でコントロールしているのか。もし、大統領までもが加担した計画であれば、ジェイクではどうにもできない。強烈なインパクトがあるのは映像だ。

地球規模の災害のインパクトがすさまじい。



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