2021.4.21 本作を見るとGoogleに入りたくなる?【インターンシップ】
インターンシップ
評価:3
■ヒトコト感想
高級時計の営業マンであるビリーとニック。突然会社がつぶれたので、ビリーとニックは再就職先を探すのだが…。インターンシップとしてGoogleに入り込む物語だ。周りは学生だらけの中で、おじさんがふたり紛れ込む。IT技術が皆無なふたりがどのようにして正社員の座を勝ち取るのか。
お決まりのコメディパターンだが、ダメなオジサンが営業力や周りとの協力により成功する流れだ。嫌味なエリート学生が登場したり、自分たちのチームは誰ともチームが組めないはぐれ者たちばかり。例のGoogle独特の社風というか、食べ物がすべて無料だとか、社内に昼寝スペースがあるだとか。。本作を見てGoogleに勤務したいと思う人がいるかもしれないが、自分はそうは思わなかった。
■ストーリー
営業トークの腕は天下一の中年セールスマン、ビリーとニック。だがある日、アナログ気質の彼らの会社は、デジタル時代のあおりを受けて倒産してしまう。路頭に迷うふたりだったが、ビリーの提案でGoogleのインターンになることを決意。なんとか面接を合格するも、本当の試練はここからだった……。果たして、IT音痴のオッサンたちは、超優秀な学生たちを押しのけて、Googleに入社することが出来るのか!?
■感想
ビリーとニックが再就職先に選んだのはIT巨人のGoogleだった。インターンとして紛れ込むのもかなり強引だが、その後は常に周りから目の敵にされる。おじさんがGoogledで勤務するのは無理がある。IT知識がない状態なので、すべてが手探りだ。
チームメイトの学生たちからはお荷物扱いされるのだが…。そこはアナログオジサンたちの本領が発揮され、コミュニケーション能力の高さと強引な展開で、チーム内での地位を築きかける。ライバルのエリート学生チームの嫌味な攻撃をさらりとかわす場面は強烈だ。
作中ではGoogleの自由さがこれでもかと描かれている。食べ物や飲み物がすべてフリーで、自転車に乗ったり自由気ままにどこでもノートPCを開いて仕事をしている。なんだか遊んでいるようだが、実体は相当厳しいのだろう。
ビリーが知り合った正社員の女性は複数のプロジェクトを抱えており、プライベートがほぼない状態と嘆いていた。周りの正社員たちも、自由に仕事をしているようだが、成果をださないとすぐに首になる環境なのだろう。自由な反面、高い成果をだすことを求められるのだろう。
ラストはGoogle広告への営業だ。イタリアンレストランへ営業する学生たち。うまくいかない状態だったが、ビリーとニックが登場すると、またたくまに店主は広告に興味を持ち始める。ある程度想定できるパターンではある。
エリート学生は、正社員となるチーム発表があった後、納得がいかないとクレームをつけるのだが、そこに高い地位の者が登場する。それは、ビリーたちの近くにいた常にヘッドホンをしているオタクな社員だった。幹部がひそかに見ているパターンは定番だろう。
本作を見たからといってGoogleに入りたいとは思わない。
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