インクレディブル・ファミリー


 2020.9.17      実は多種多様なヒーローが存在した【インクレディブル・ファミリー】

                     
インクレディブル・ファミリー
評価:3

■ヒトコト感想
どこにでもいるフツーの家族。それぞれが特別な能力をもつヒーロー家族だ。手足が自由に伸びるゴム人間のママがヒーローとして注目されることになる。法律でヒーローが禁止された世界から、世間に認められるためにママは奮闘する。長男や長女も特別な能力を持ち、さらには生まれたばかりの赤ちゃんにも特別な能力がある。

そのほかにも、周りには氷を手から出すヒーローなど仲間もいる。そんなヒーローたちが、謎の催眠をかけてヒーローを操ろうとする者も存在する。家族の絆とヒーローたちの協力。思いのほか、隠れヒーローが多いのが本作の特徴だろう。ヒーローそれぞれには、目の周りが黒いだけのマスクで正体がバレないというのはアメリカンヒーローにありがちなパターンだ。

■ストーリー
彼らは、どこにでもいるフツーの家族ではない。パパもママも3人の子供も、それぞれ異なるスーパーパワーを持ったヒーロー家族である。超人的なパワーをもつパパ、ボブ、伸縮自在なゴム人間のママ、ヘレン、超高速移動できる長男ダッシュと、鉄壁バリアで防御できる長女ヴァイオレット。さらに、スーパーパワーに目覚めたばかりの赤ちゃんジャックジャック…その潜在能力は、まだ未知数。“家事も育児"も"世界の危機"も、驚異のスキルと家族の絆で乗り越える家族の姿を描いた一家団結アドベンチャー。

■感想
ヒーロー家族にも悩みはある。パパは超人的なパワーをもち、ママは手足が自由に伸びる。長男は超高速移動ができ、長女は鉄壁のバリアをはることができる。そんなヒーロー家族に新たな赤ちゃんが加わる。実はその赤ちゃんにもスーパーパワーが備わっていた。

ママはそのことを知らないまま、世間に注目されるヒーローとなる。法律でヒーローが違法ではなくなってくると、活躍するヒーローには注目が集まる。その結果、今まで表立って能力を見せていなかった者たちもヒーローとして活動しようとする。

ヒーローたちが活躍している裏では、ヒーローを催眠術で操ろうとする者もいる。多くのヒーローたちが次々と操られていく。わかりやすいように目が青くなるサングラスをかけさせられると、悪の力に操られてしまう。最初はママが騙され操られてしまう。

そこからパパも操られることになるのだが…。赤ちゃんの活躍と子供たちが協力することで次々と洗脳されたヒーローたちを正気に戻していく。強烈なインパクトはないのだが、ヒーローたちの能力のバリエーションは見ていて楽しくなる。

アメリカンヒーローはわかりやすい。長女はボーイフレンドにヒーローであることを知られないようにしているのだが…。目の周りを黒くするだけのマスクを付けるだけで正体がバレないというのは、なんだか安易すぎると感じるのだが、アメリカのヒーローはよく考えたらそのパターンだと理解した。

穴をあけて相手を瞬間移動させる能力というのはかなり便利なように思えたが、作中では敵に操られてヒーロー家族と戦うという流れとなっている。ヒーローのパターンが多種多様なのが良い。

アメリカらしいヒーローたちだ。



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