2018.11.29 アルマゲドンの月バージョン 【インパクト】
IMPACT インパクト
評価:2.5
■ヒトコト感想
穏やかに流星群を見ていたはずが、そこで流星群の中のひとつの巨大隕石が月に激突するさまを目撃する。月が地球の引力に引っ張られることで、いずれ月が地球に落下することになる。今までの数々ある地球滅亡モノと比べるとスケールが大きい。隕石ではなく月となると、その破壊力はけた違いだ。もはや地球は滅亡するしかない。
あきらめかけたその時に、起死回生のアイデアで月の激突を防ごうとする。この手の作品としては、最後に自己犠牲の精神で涙を誘うしかないのだろう。もはや定番すぎる流れだが、全体がしょぼいのでなんだかとてつもないB級臭を感じてしまう。地球が滅亡するかどうかの瀬戸際のミッションとしては、あまりにしょぼすぎる。
■ストーリー
月の衝突という未曽有の危機を、緻密なデータに基づき映像化!1万年に1度の大規模な流星群に紛れ、巨大な天体が月に衝突。その影響は地球にも及び、大停電や重力の変化をもたらす。世界は大混乱に陥るが、それは序章にすぎなかった。軌道を変えた月が39日後に地球に衝突すると判明する。そんな中、元NASAの研究員だったアレックスは、かつての同僚から政府の危機対策チームへの参加を要請される…。
■感想
月が地球に落下する。なんだかあまりにスケールが大きすぎて想像がつかない。作中では、科学者が絶望的な表情で語る。政府の高官はどうなるのか?と問いただすのだが…。隕石レベルで恐竜が絶滅したが、月だとどうなるのかは…。
月の落下を防ぐためにはどうすべきか。お決まり通り将軍はミサイルによる破壊を提案する。そして、科学者の反対を無視して強行した結果、失敗する。そしてアメリカ大統領は科学者たちに起死回生のアイデアを求めることになる。
39日後に地球に月が落下する。そのことが世界に知れわたっている。となるとどうなるかは想像つくだろう。日本人のようにお行儀よく最後の日を迎えるなんてことはない。略奪や暴動が相次ぎ、世界中が大変なことになる。
政府の高官や科学者たちにしても、残り僅かな最後の時間を家族と共に過ごしたいと思う人もいるかもしれない。科学者がアイデアをだしたはいいが、それを実行するためにはそれぞれの専門家がいる。作戦を提案した科学者も月へ向かうことになる…。
「アルマゲドン」的な最後の別れの場面はある。ただ、このミッションが失敗すると地球に残された人々は間違いなく死ぬので、どこも同じ感覚なのかもしれない。あと数日後に死ぬか、もしくは危険なミッションにチャレンジして死ぬのか。
成功すれば自分は死ぬかもしれないが、地球に残した人々は助かる。なんだか複雑だが、自分ならこのミッションにチャレンジできるか?なんてことをつい考えてしまった。かなり神経を使う決断であることは間違いないだろう。
アルマゲドンの月バージョンだ。
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