いまはダメでも、きっとうまくいく 


 2019.6.9      メンタルが弱っていると効果なし? 【いまはダメでも、きっとうまくいく】

                     
[愛蔵版]いまはダメでも、きっとうまくいく。 [ 川北 義則 ]
評価:3
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■ヒトコト感想
自己啓発系の本。自分の中でメンタル的に弱っており、何か気持ちを盛り上げる材料が必要だと思い、本作を読んでみた。今現在思い悩み、日々の生活にも苦しんでいる人には、どこまで即効性があるかわからない。自分の中でもなんとなくだが、読んだ瞬間は前向きな気持ちになれるのだが、それがどこまで続いていくかは微妙だ。

うまくいかない時と言うのはよくあることだろう。ただ、そのうまくいかない度合いがどの程度で、それによってどのような弊害があるのか。開き直れる人が強いというのはよくわかるのだが、なかなか開き直るのは難しい。強烈なインパクトはないのだが、どのようにして開き直り、そしてその先ではどのようにして気持ちを前向きにもっていくのかがポイントなのだろう。

■ストーリー
"長い人生の中では、「こんなはずではなかったのに……」と、思わぬ逆境に晒されることがある。誰にでも、「うまくいかないとき」はある。そんなとき、クヨクヨ悩んで深みにはまってしまう人と、「なるようにしかならない」と開き直れる人がいる。一大事に遭遇したとき、うまくいくのは、「開き直れる人」のほうである。本書では、うまくいかないとき、落ち込んだとき、思いがけない逆境に晒されたとき、そこから発想を転換し、「うまくいく」ようになるための考え方を紹介する。

■感想
人生の中で発生する「こんなはずではなかったのに…」と言うことに対して、前向きになれる言葉があふれている。自分的には、かなり追い込まれ日々の生活や常にストレスを感じている時に、本作を手にとった。そして開き直ることの重要性を学んだ。

ただ、うまくいかない時に、どのような心構えでいればよいかというのは語られているのだが、ただそれだけだ。時間が解決してくれたり、今まさに現在進行形で良い方向へ向かっていると思い込むしかないらしい。

メンタル的に弱っている時、本作を読んで本当に元気づけられるかはわからない。なるようにしかならない、というのはまさにその通りだろう。ただ、中には逃げることもできず、ただいつ終わるともわからない苦しみの中にどっぷりと使っている人もいる。

かく言う自分もそんな状態なのかもしれない。毎日、明日地震が起きて大騒ぎになればよい、だとか。このまま交通事故にあえば、会社に行かなくてよい大義名分ができると考えていた。まさにメンタルが弱っている最高潮の時だろう。

家にいても明日の仕事や不安やプレッシャーでストレス多寡となる。そしてよく眠れず早く目が覚める。心身の不調が出始めて…。まさにメンタルの病気に一直線の可能性がある。ただ、自分の体は思いの他強いのか、まったく異常がない。

こうなれば階段から落ちて足を骨折でもして入院でもするか、なんていう気持ちになったりもする。常に追い込まれた状態の人間が本作を読んだところで焼け石に水かもしれない。それでも読まないよりはマシかもしれない。

多少は開き直れるが…。ここから先は性格の問題が大きいのだろう。



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