2020.7.16 元ネタを知らないと辛い【封神伝奇 バトル・オブ・ゴッド】
封神伝奇 バトル・オブ・ゴッド [ ジェット・リー[李連杰] ]
評価:2
■ヒトコト感想
封神演義を題材とした作品。正直封神演義をよく知らないので、入り込むのが難しかった。なんとなく悪者の美女・妲己がいて、それに対抗しようと姜子牙が戦士を妲己の元へ向かわせる流れだとわかる。ストーリーはよくわからないが、圧倒的なCGでアクロバティックな映像の数々が続いていく。特に印象的なのは、仲間が子供の状態となり激しく格闘を行うシーンだ。
実写とCGが入り混じっているので、CGの子供が敵を次々倒していくシーンに違和感はない。それでも、子供がまるで猿のように飛び回り、圧倒的な強さを示すのは違和感しかない。ラストも「これから最後の戦いが始まる」というところで終わっている。続編があるのだろうか。。ベースとなる封神演義を知らないと辛いかもしれない。
■ストーリー
時は古代中国、殷の時代末期。第三十代の王、紂王(レオン・カーファイ)は慢心により女神を怒らせ九尾の狐が化けた美女、妲己(ファン・ビンビン)に魅了される。彼は操られるままに暴政を行い、周辺への侵略を開始。人間界では魑魅魍魎が跋扈し、乱世が始まろうとしていた。事態を重く見た仙界最強の道士にして周の軍師、姜子牙(ジェット・リー)はそれを阻止しようと(ホァン・シャオミン)、ナタ(ウェン・ジャン)、雷(ジャッキー・ヒョン)らを遣わす。一方、妲己もすでに謀略を張り巡らしていて…。
■感想
中国では有名な物語なのだろうか。日本で言うところの古典的な名作であれば、本作の流れで問題ないのかもしれない。元ネタを知らない状態で見ると、違和感しかない。中国の古代もの独特の「三国志」のような兵士たちが化け物と共に戦う。
妲己に対抗するために3人の戦士たちは旅をする。定番的な流れで仲間を増やしながら目的地を目指す。ただ、中身は非現実的なCGのキャラが次々と登場し、キャラクターたちも超アクロバティックな動きをする。ストーリーを無視し映像だけ楽しむべきなのだろうか。。
日本の桃太郎のような感じなのだろうか。道中で仲間を増やしながら船で目的地へ向かう。鬼ヶ島へ向かう桃太郎のように、道中ではさまざまな試練が待ち受けている。最も印象的なのは、小さな子供になるキャラクターだ。
強敵に挑まれても子供の状態のまま、あたりを飛び回り敵と戦う。当然ながらCGなのでなんでもありだ。ただ、ストーリー的にほとんど理解できないので、映像的な部分を楽しむしかない。後半では大量の兵士たちが目的地へ向かって攻めてくる。それを防ぎきれるのか…。
最後はラスボスである妲己との対決かと思いきや…。妲己はさらに奥の手を用意していた。さぁ、これから最終決戦だ。というところで終わっている。元ネタがどのようなものかわからないが、もしかしたら続編的なものが存在するのだろうか。
今のところは続編はないようなので、この状態はかなり消化不良だ。妲己との最終対決で、CG全開で激しい戦いが待っているものと思っていたのだが…。日本ではあまりなじみのない封神演義を原作としているだけに、日本では流行らないのは間違いない。
かなりマニアックな作品だ。
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