ホーンティング


 2021.9.13      ホーンテッドマンションのような屋敷【ホーンティング】

                     
ホーンティング /ヤン・デ・ボン
評価:3

■ヒトコト感想
呪われた館に何も知らない者たちがやってくる。本来の目的はマロー博士が人間の恐怖心を調べるために、3人の被験者を集め研究しようとする。意図的に恐怖の要素を付け加え、被験者に恐怖心を与えようとしたのだが…。ネルだけが不思議な館の魔力にひかれていく。

セオとルークはネルだけが恐怖を訴えることに対して懐疑的になる。ネルは様々な心霊現象を経験するのだが、中盤まではネルが精神的におかしいのか、もしくは、マロー博士の仕掛けなのかと思ってしまう。実はネルはその館に因縁があり、ネルだけがピンポイントで狙われていた。心霊現象がエスカレートすると、ついにはマロー博士やセオやルークたちの目の前で様々な心霊現象が起こる。呪いの館がディズニーに登場しそうな館だった。

■ストーリー
百年を超える長い年月、ひっそりとたたずむ呪われた館。 人間の心に宿る”恐怖”について研究をしているマロー博士(リーアム・ニーソン)は、 館にまつわる不吉な噂に興味をそそられ、 実験のために3人の被験者、セオ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)、ネル(リリ・テイラー)、ルーク(オーウェン・ウィルソン)を伴い館を訪れる。 しかし、一歩足を踏み入れたとたん、ネルは館の不思議な魔力にとりつかれる。 そこに息づく呪われた秘密を発見するにつれ、実験は思わぬ方向へ進んでゆく・・・

■感想
ネルは母親の介護を続けてきたが、母親が死に家を追い出されてしまう。冒頭、ネルの不遇さが描かれており、そこから仕事を得るために呪われた館の不眠症研究へ参加することになる。そこで集まった個性豊かな面々たち。呪いの館に集められた人たちは、いかにも何かありそうな雰囲気がある。

ホラー映画ではありがちな、見ず知らずの人々が次々と脱落していくパターンかと思いきや…。すぐにひとりの女性が呪いと思わしき事故により脱落する。それは実はマロー博士が被験者たちに恐怖を植え付けるための演出だった。

マロー博士が恐怖の演出をすることで、被験者たちがどのような恐怖心をおぼえるのかの実験であったのだが…。ネルだけが必要以上に反応することになる。ネルが感じる心霊現象は、ネル自身の勘違いというか思い込みなのか、もしくわマロー博士の仕掛けなのか。

ネルの部屋だけが突然ゆがみはじめ、ネルに何かが覆いかぶさろうとする。屋敷内の曰くありげな様々な絵画や彫刻が印象的だ。ロダンの地獄の門のような扉であったり、小さな子供が彫られたベッドの上の彫刻であったり、恐怖を演出する準備は万全だ。

呪いの館がいかにもな雰囲気を醸し出している。ディズニーのアトラクションに登場してきそうなおどろおどろしい屋敷内部だ。ネルの勘違いと思われた心霊現象をセオやルークやマロー博士も体験することになる。ネルが屋敷と関連があり、ネルは真相を明らかにしようとする。

ルークは怒りから屋敷の主の絵画をめちゃくちゃにするのだが、その結果、ルークは屋敷に殺されてしまう。マロー博士やセオも呪いの館の恐怖に直面し、困惑する。ネルがやってきたのは呪いの館に呼ばれたことによる現象だった。

呪いの屋敷は強烈なインパクトがある。



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