ハイジャッキング


 2018.7.3      オチが効いてるハイジャック映画 【ハイジャッキング】

                     
ハイジャッキング /ランディ・クートゥア 
評価:2.5

■ヒトコト感想
CIAの凄腕エージェントのポールが、大富豪の乗る飛行機にテロの可能性があるため乗り込んで調査をする。まずこの大富豪専用機がすさまじい豪華さだ。飛行機の中に車を止め、機内にはバーがあり個室がありベッドルームがある。まさに巨大なジャンボジェットを少人数で使うことだけを考えられた内部だ。そんな機内にテロリストが紛れ込み、世界的企業の重役を脅迫する。

ポールやボディーガードたちは必死に富豪を守ろうとするがうまくいかない。ついには爆弾を仕掛けられ、テロリストの言いなりとなり大金を犯人の銀行口座に振り込むことになる…。本作ではラストで大どんでん返しがある。すべてを画策した黒幕の存在があきらかとなる。

■ストーリー
ポール(ランディ・クートゥア)は、巨大テロ組織を追うCIAの凄腕エージェント。ある日、仲間のバラード(ヴィニー・ジョーンズ)と共に組織の取引現場に突入するのだが、銃撃戦で圧倒されてしまう。傷つき、犯人も逃したポールは、組織の捜査を外されることになる。

しかし、ポールにもたらされた新しい情報が彼に新たなチャンスを与える。 世界的な企業の重役たちが乗る飛行機を彼が追うテロ組織が狙っているというのだ。しかし、乗りこんだ飛行機の中には、かつての恋人・オリヴィアも同乗しており、事態は急展開を迎える!

■感想
凄腕エージェントが、テロを警戒し豪華ジャンボジェットに乗り込む。そこはまるでちょっとしたリゾートホテルのような雰囲気の機内だ。世界的企業の重役たちは、何かを画策しながらテロの危険を回避するよう対策をうつ。

強烈なのは、専用のボディーガードがおり、そのボディーガードがかなりのやり手だということだ。CIAのポールとボディーガードの二人が、機内の怪しい人物をすべてチェックして回る。それでもテロリストたちは、機内の協力者の手引きによる機内に入り込むことに成功する。

テロリストたちは用意周到だ。機内に協力者をあらかじめ用意しておき、スムーズに計画が実行できるようにする。世界的企業の幹部で大富豪である男の妹を使い脅迫しながら莫大な金を脅し取ろうとする。テロリストたちの目的は金だが、最終的には飛行機を爆破しようとする。

当然、テロリストたちは飛行機の高度を下げさせてパラシュートで奪取する算段だ。ポールとボディーガードはテロリストにつかまるが、そこからうまくテロリストたちを出し抜いて激しい戦いを繰り広げる。

最も印象的なのは、機内の豪華さだ。飛行機の内部の貨物エリアには車がそのまま入り込んでいる。機内ではバーがあり個室があり、キングサイズのベッドつきの寝室がある。そんな機内で、優雅に過ごすセレブたちは突如現れたテロリストたちに大混乱する。

本作の驚きポイントはラストのオチだ。大富豪の機内の部屋には誰も入れず、モニター越しでの会話となる。そこで脅迫され大金を振り込んだりもする。その伏線がラストにきいてくる。まさに驚きの展開だ。

単純なハイジャック映画ではない。



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