ハリー・ポッターと謎のプリンス


 2021.3.23      ヴォルデモートの弱点を探れ!【ハリー・ポッターと謎のプリンス】

                     
ハリ-・ポッタ-と謎のプリンス
評価:3

■ヒトコト感想
ハリーはヴォルデモートの戦いに備え、ダンブルドアから個人授業を受けることになる。本作のポイントはドラコが悪の道に入り込むことと、スネイプによりダンブルドアが倒されること。そして、ヴォルデモートの出生と生い立ちが語られている。非常に複雑で原作を読んでいないと理解するのが難しいのだろう。

ヴォルデモートはトムリドリという名で将来有望な学生だった。トムリドリを教えたスラグホーンに情報を聞くことで、ヴォルデモートの弱点を探ろうとするハリー。ハリーが半純血のプリンスの蔵書で闇の呪文を学ぶのだが…。半純血のプリンスとはスネイプのことで、スネイプはドラコと共に逃亡する。ハリーはダンブルドアの仇をうつために旅にでる。。。ラストに向けて準備万端だ。

■ストーリー
ダニエル・ラドクリフ主演による「ハリー・ポッター」シリーズの第6章。人間界に広がるヴォルデモートの脅威。ダンブルドア校長はハリーと共にヴォルデモートを打倒すべく過去の記憶をたどる。

■感想
シリーズも第6弾となるとかなり複雑化している。ラストに向けての助走段階とでもいうのだろうか。ヴォルデモートが学生時代にはトムリドリーとしてボグワーツで学んでいた。ヴォルデモートの弱点を探すために、過去を探ろうとするハリーとダンブルドア。

鍵を握るのはトムリドリに魔法を教えていたスラグホーンだ。トムリドリの名を聞くと、あからさまにおびえだすスラグホーン。この段階で、将来ヴォルデモートになるであろうトムリドリの不気味さは際立っている。

全体のトーンとして、今までになくシリアスになっている。ドラゴが悪の道に入り込む。それまでヴォルデモートと対抗する形であったスネイプが、実は悪の側だった。ドラコの後見人となったスネイプ。ヴォルデモートの存在よりも、本作ではその周りの者たちのゴタゴタが続く。

ダンブルドアがひたすらヴォルデモートを倒すために奮闘する。ハリーに対して個人授業をしてハリーを育てようとするのだが…。ダンブルドアの必死な行動がすべて無駄だとわかる場面は非常に衝撃的だ。

ダンブルドアはスネイプに倒されてしまう。ハリーは半純血のプリンスの蔵書で学んだ闇の魔術で対抗しようとするのだが…。ここへきてスネイプの正体が明らかとなる。ヴォルデモートの少年時代でもあるトムリドリの不気味さと、スネイプの正体。そして、逃げ場がなくなり悪の道に入るしかないドラコ。

それらすべてはダンブルドアがいなくなった後では、ハリーが対抗するしかない。ロンとハーマイオニーが旅に同行してくれるのだが、戦力不足なのは否めない。

ラストに向けては、ハリーが覚醒するしかないのだろう。



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