グラスハウス


 2020.11.2      引き取られた先はリッチな夫婦【グラスハウス】

                     
グラスハウス
評価:3

■ヒトコト感想
両親を事故で失った姉弟が両親の知人であるグラフ夫妻に引き取られる。そこでのグラス夫妻は、怪しげな行動をとりはじめる。姉ルビーと弟レットは、両親が莫大な遺産を残していた。それをグラス夫妻は狙っているような流れとなっている。

義父母のテリーとエリンは、ルビーたちに至れるつくせりだが、ルビーたちに内緒で私立の高校から転校させ、授業料を返還してもらったりもしている。テリーは借金取りに追いつめられ、日増しにルビーに対する態度がおかしくなる。ルビーとレッドの姉弟が、どのようにしてグラス夫妻の魔の手から逃れるのか。ルビーたちの両親を殺害したのもグラス夫妻ではないか、という疑いすらもつようになる。強烈な流れだ。

■ストーリー
両親を突然の事故で失った女子高生ルビーと弟レットは、両親の知人グラス夫妻に引き取られ、丘の上の豪邸“ガラスの家"で何不自由ない新生活を始める。しかし、ルビーの心にある疑問が浮かび上がる。友人への電話を盗聴されているのではないか、誰かに覗き見されているのではないか・・・・・・。気がつけば常に感じる養父母テリーとエリンの怪しい視線。弁護士や福祉局にも相談するが取り合ってもらえない。彼らの目的は何なのか?すべては自分の妄想に過ぎないのか?やがて、ルビーが抱いた疑惑が現実となり、想像を絶する恐怖へと変わっていく - 。

■感想
ルビーとレットは優しい両親のもとで幸せな生活を過ごしていたのだが…。両親の乗る車が峠でブレーキが利かなくなり、事故死してしまう。いきなり両親を失ったルビーとレットの姉弟。ふたりの後見人となったのは、両親と仲の良かった隣人のグラス夫妻だ。

グラス夫妻の家に引き取られたルビーたちだが、まず度肝を抜かれるのがグラス夫妻のリッチな暮らしだ。家はでかく、おしゃれ。贅沢な生活ができるかと思いきや、年頃のルビーとレットが同じ部屋にされるなど、ちぐはぐな部分がある。

後見人であるグラス夫妻。ルビーたちは肩身の狭い思いをしつつも、リッチな生活を楽しんでいるかに思えたのだが…。ここでテリーがおかしな行動をし始める。借金取りと思われる怪しげな男たちがテリーの元にやってくる。テリーはしどろもどろになりながら、借金返済の期日を伸ばそうとしている。

この時点で、ルビーはテリーに怪しさを覚える。観衆はルビーの両親が残した莫大な遺産を狙っているのでは、と思いはじめる。テリーのテンパリ具合が激しくなっていく。

ルビーたちはテリーの狙いに気づき、逃げ出そうとするのだが…。あれほどの豪邸がありながら借金取りに追われている現状というのは違和感でしかない。家を売れば借金とりも納得するのでは?と思えたのだがそうではない。

テリーは借金取りにつめられ、どうにもならなくなる。テリーの自暴自棄具合はすさまじい。かなり強烈なインパクトがあるのは間違いない。最後の最後には激しいカーチェイスでボロボロとなったとしても、執念でルビーに近づくその姿は強烈すぎる。

ルビーとレットの状況はかなり過酷だ。



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